「『料理の法皇』
トリュフのスープ、クリームソースをかけた鶏肉などフランスの伝統食材を独自に洗練させ、世界のシェフのあこがれの対象となった人。
シェフだった父に、9才から料理を教わった。
たぐいまれな行動力、第二次世界大戦に従軍して得た 『人生とは冗談のようなもの』 と一風変わった世界観を持つ。50年以上ミシュランの最高三ツ星を受け続けた。心の中に常にあったのは、伝統料理への深い敬意だった。 『私の料理は古くさい』 と、むしろ誇らしげに、バターやクリームをたっぷり使った昔ながらの調理方法を大切にした。 仏料理を本格的に国外に発信した初めての人物とされ、世界各国のシェフと交流した。対外的な活動をほめられると、『私は臆病者で、積極的になれるのは、女性に対してだけだ』 とおどけてみせた。ただフランス料理を世界に広げ、その地位を揺るぎないものにした功績には疑いがない。 (1月20日没、91歳 パリ=白石透冴 ロイター) ポール・ボキューズさん 追想録」

イレーヌを見に新国立美術館へ日曜日に出かけた。あ!そう言えば3階にカフェ風のオープンなレストランがあった。ディナーを予約しよう。
そのお店がポール・ボキューズのお店だった。
展示された絵画はそういえば、全てみたことがある。 フランス!? いやオランダだった。ダリ、ゴーギャン、ルノワール・・・・、有名なものばかり。
とくは、イレーヌちゃんの絵を気に入ったようだ。面食い男なのだ・・・。
ポール・ボキューズのディナーは、絵画にちなんだ色、形で、テーマと一枚の絵をモチーフに、前菜からデザートまで繰り出された。
うーん悪くない。しかも歩いて行ける距離に、こんな素敵なお店があったなんて・・・・。だけど必ずフランス料理のあとは、ラーメンが食べたくなる。そこが日本と離れられない理由だ。
ポール・ボキューズさんは、バターとクリームをたっぷり。父から教わった料理。
家族の愛がつまった料理は、子供を真っ直ぐに育てる。
愛された記憶が、栄養となって、すくすくとまっすぐに。 おいしいもの、芸術にふれる時、家事や主婦の仕事をないがしろにしてはいけないと、肝に銘じる。
それが人生の出発点だから。