“え!?! 220000円” “電卓に並ぶ数字ゼロが1コ多いんじゃない!?!”
“イタリアのブランドでレースをふんだんに使っておりますので”
今日は、日曜日。一人で渋谷の街に繰り出した。ダンスパーティがあるから、下着を新調しよう!! 肩紐が見えないタイプか、見えてもかわいいのかナあ。と、下着売場が充実している渋谷西武6階。ここは、とくのちょっとだけおもちゃの子供コーナーの奥に素敵なショールームがある。
そうは言っても下着だからとブラなどを値札も見ずに3〜4点選んでみた。
レジで、“ あーびっくり、今回はちょっと・・・・ ” “ すみませーん バイバーイ ”  後ろも振り返らず、エスカレーターに飛び乗る。

「シェアハウスへの投資でトラブルが起きている。
30年家賃保証、高利回り、頭金ゼロ、などとうたう不動産業者から勧誘され、銀行から多額の融資を受けて物件を購入したところ、賃料の支払が途絶え借金だけが残った。被害者の多くは、30〜50代で、子供の教育費や定年後の暮らしが不安で投資話に手を出したのだという。ゼロ金利の時代に、利回り8〜10%で30年保証、などというウマ過ぎる話があるはずがない。・・・・。
こんなことは、子どもでもわかりそうなのに、なぜだまされてしまうのだろう。
無担保で1億円以上借りようとすれば、相当な信用が必要だ。そのため投資話にだまされたのは、一流企業でそれなりの地位がある高収入のサラリーマンや医師が目立つという。
振り込め詐欺の被害者の多くは、高齢者で、その中には認知症の人もいる。
だが、シェアハウス投資の特徴は、社会経験の豊富な中高年をターゲットにしていることだ。投資詐欺の世界では、“ 自分に自信がある人間が一番だましやすい ” と言われている。経済的、社会的に成功した人は、“ ウマイ話はない ” と頭ではわかっていても、言葉巧みな詐欺話を簡単に信じてしまう。
“ 特別な自分には 特別な出来事が起きて当たり前 ” だと無意識に思っているから。目を閉じれば世界は消え、目を開ければ世界は現われる、私が世界の中心だ、という錯覚はとてつもなく強力で、賢い人ほど罠にはまってしまうのだ。
今回のトラブルでは、特定の地銀に融資が集中していることも問題になっている。報道では、仲介の不動産業者が顧客の通帳のコピーを偽造して預金残高をかさ上げし、融資を通していたケースもあるという。
頭金ゼロで1億円超もの融資をするのだから、通帳は原本を確認するのが当然だ。その上 この銀行はシェアハウスの投資家に、定期預金と利率7.4%のフリーローンをセットで求めていた。これでは利回り8%でも、ほとんど利益は残らないだろう。
この地銀は、“ 個人向け不動産融資 ”の市場を開拓して高収益を上げているとして、金融庁の幹部から高く評価されていた。
行政や金融機関がこのレベルでは、投資家だけを攻めても仕方がない。金融リテラシーの必要性が叫ばれて久しいが、この国には、そんなものはどこにもなかったことがよくわかる。」   金融リテラシーの虚実 橘玲の世界は損得勘定

あーそれにしても、布きれの一番少ないブラ一つ、パンツ一つでも、しっかり値札を確認して!!
数字からは、逃げられない。
それが資本主義社会の鉄則。