商談の中、“パワーに圧倒されそうです。” という言葉が、600名の講師を率いる人からこぼれた。
“末口さんて すっごく元気ですネ”
私をみる人達の印象らしい。
私のパワーの秘訣、光輝く生命力、その秘密を正直に告白します。
それは、『若い男と踊ること!?!?』 と、恥ずかしながら、61才にして考えてる。
“末口さん、この曲には、フワーっとしたジョーゼットがいいんじゃない。それに末口さんは、背が高くないから、きれをたくさん使わない方がいいし、そうだな、どんな感じがいいかな? 末口さんが好きなドレスは? ”
“先生におまかせします。” “あーただ、腕のタプタプは隠したいので長袖がいい。”
“えーこんなに細いのに!?”
なんて、若い男と一緒に、私の踊るドレスを選ぶなんて、なんて素敵なことでしょう!!
思えば、私はドレスアップが大好き。小さいころから、きれいなもの、美しいもの、可愛いもの、素敵なものに目がなかった。それから、好きな人ができると、もっともっときれいに装いたいとエネルギーを使った。最近は、オシャレもトーンダウンしていたらか・・・。でも今回は、若い男のダンサーに私のドレスを選んでもらう!! こんな幸せもあるんだナあ。私を輝かせてくれるために、彼は真剣に考えてくれるだろう。
・・・・ すっごーい贅沢をさせてもらっています。 ありがとう!!

「路地裏から地下に続く階段を下りる。流れてくる甘い歌声に誘われて扉を開けると、そこはちょっとした別世界だ。思いのたけをぶつけるようにシャンソンを歌う声。愛の賛歌、過ぎ去りし日々、去っていったあの人へ・・・・。どの女性もあまり若くはないが、だからなのか、歌には不思議な味がある。店主の池田進さん(75歳)
“シャンソンは、その人の人生そのもの、歌っているときは主人公なんですから”
人生の黄昏どきを迎えた女性たちの手でシャンソンの魅力を伝えていこうと、5人組の『暗闇坂41』を結成。古代エジプトで幸運を呼ぶとされた『スカラベ サクレ(フンコロガシ)』の名を冠したユニットとともにデビューする。暗闇坂メンバーの青木薫子(78歳)は、“人生は過ぎ行く” という曲をよく歌う。
“自由に表現できるところが魅力。自分がどれほどの引き出しを持っているかで 歌は変わりますから”
安藤麻実子(61歳)は、『マイウェイ』を歌いながら自分に語りかけている。
“あんた、ちゃんと生きてきたの?”  
今夜は私が主人公 坂本充孝 」

私の人生は、私が主人公。でもひとりぼっちは淋しいナあ。
たくさんのキャストといわず、せめて、一緒にダンスを踊ってくれる人がいるおかげで、私はキラキラと輝ける。
いくつになっても踊り続けよう!!と。