赤坂一つ木通り、40年の歴史の不動産屋。私の代わりに柿園さんに動いてもらった。丹後坂のとどのつまりにその不思議な物件はあった。うなぎの寝床のような通路を通り、古い古民家のような物件。どういう歴史があったのかは分からないが、今は外国人が持つ建築事務所になっている。二階建ての古い家、だけど建て直すことはできない。なぜか道路に面する間口が1.8m。 2mを満たさないと許可がおりないらしい・・・・。家までの細い道に笹などが植わっていて、そこはまるで都会の中の蜃気楼の家のようだ。隠れ宿のアカスリリラクゼーションと会員性のクラブ、アカスリエステ、なんて想像は膨らんでくる。あーもし私の会社が、株式上場をして、たくさんの資金力があれば、やってみたい物件だ。
というわけで、アカスリの宮本さんの物件を探している。1ヵ月しか余裕がない。以前美容室の夏子が辞めると言った時も、私はどこかに いい新しく開ける場所はないかと、美容室を経営してみようかと、考えた時期があった。私は商売が大好き。人が集まって みんなとワイワイ新しいことにチャレンジをして お客様に喜んでいただく商品を考え作り出すお仕事が大好き!!
そう言えばフィリピンはカレー屋が見当たらなかった。カレー店もやりたいと考えた時期もあった。でも、私が30年来続けてきたことは、子供の教育、英会話スクールだ。30年来試行錯誤をくり返し、テキスト、メソッドを練り続けている。だから、メガブルーバードも毎年新しいチャレンジで進化している。
間口が1.8mで、再建築不可の物件。この地域でこの土地、うまくいけば小さなビルくらい建てられる。だけどそれはできない。すごいハイリスクの物件。だけど・・・・とにかくこれは解けない知恵の輪にチャレンジするような、すっごくおもしろい。

「もう一つ、不動産収入で暮らす リタイア生活の中で、改めて実感したことがあります。それは、“リスクだけが価値を高めてくれる” というファイナンスの真理です。働かない生活をするようになると、付き合う人たちも変わってきます。そこで出会ったのが、地主の息子さんなど、生まれた時から何もかも持っていて、何もしなくてもいい人生を送っている人たちでした。忙しく働く毎日を送ってきた僕にとって、そんな人生は憧れの的でした。ところが、実際そういう人たちに出会ってみると、それは幻想だと気付かされたのです。最初ゼロなら何を手に入れても達成感を得られるでしょうが、最初から何でも持っている人はそうもいきません。ほんの少し失うだけで不幸だと感じてしまうでしょう。さらに成長しようとすれば、とんでもなく強い意志が必要です。要するに、彼らの将来の人生はきわめて『ボラティリティ』が低いのです。それが当たり前な人は平気なのかもしれませんが、僕からするとむしろ気の毒な人生に見えてしまったのです。生きていく上で大切なのは、ただリスクを避けて逃げ回ることではなく、コントロールすることです。投資家が誰もリスクを取ろうとせずに、国債に投資するようになれば、その国の経済はまったく成長しません。
僕たちの人生だって、リスクがあるから、不確実だから、振れ幅があるから面白いのではないでしょうか。
人生はジェットコースターに似ています。ただし、株式市場へのジェットコースターと唯一異なるのは、それが必ずどこかで終るということ。スタートからゴールまで最短距離で走って終るよりは、高低差や寄り道を満喫しながら、グネグネと走り回るコースを選びたい・・・・僕はいつもそう思っています。
  あれかこれか本当の値打ちを見抜くファイナンス理論入門  野口真人  」

ボラティリティは振れ幅、私は考えたら寄り道と回り道に加え、人がまだ歩いてない動物のけもの道が好きだ。
犬の太郎を番犬に、ロープをしっかり持って、海に向かう松林を走り抜けるとき、たしかに何かの気配を感じた。モナコの路地裏でも、注射針が地面に転がっている。それに 初めて不動産投資を始めた30年前 受けた忠告が、“あなたの名前で買わない方がいい。” (女の人の名前で不動産は持たない方がいい) それは、女の人が不動産を持つのは、よっぽどのパワーがない限り、気をつけないと と言うことだった。土地や場所そしてそこに生きてきた人の何かが蠢くような怨念のようなものが、生身の身体を襲ってくる土地にめぐり合うこともある。だからシーとくコーポレーションとなった。
渋谷、六本木、赤坂へと移り、まだまだ東京の旅は続くな。