「さて、御三家などとはやし立てられた私のアイドル時代も、新たなミュージックシーンのうねりに飲まれ、方向感覚を失うほどに打ちのめされる時がやってくる。紅白に10回も出場しながら、歌うヒット曲がない屈辱。そして若さゆえの思い上がりもあったのだろうか。自分の周りからまるで潮が引くように、静かに足音もなく人々が去っていくのを感じた。 
私の東京物語  順風満帆な日々に陰り 西郷輝彦 」

運勢 とり年
子を持って泣かぬ親はない。過去に親不幸なりしを懺悔して運は開く。

今日は東京新聞の朝刊。折りたたまれた、まず裏面に目を通す。
てんやわんやの月曜日が過ぎ、ふっと一息つく火曜日の朝、外はまだ暗い。
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ろくは秋のけづくろいを丹念にやっている。ハチは二度寝で私のベッドルームに移動して布団の中で眠っている。
最近、夢に母がよくでてくる。母とセットで出てくるのは、食事や買物のシーンだ。
どんな人にも、光が当たる時と、暗闇がある。山あり谷ありのくねくね道を私たちは生きている。
“過去の親不幸を懺悔すると、運は開ける” 懺悔かあ!! 私は母が生きている間に、懺悔はできなかった。私は豪が強い人間だと周りのおじやおばや・・・・、大学時代のボーイフレンドからも!! たくさんの人が気付いていた手ごわい人間だった。でも父や母は、それでも何とか私が願うものを常に与えてくれてきた。
もうすでに遅いけど、懺悔というより感謝はいつも手を合わせ毎朝の一番のコーヒーを淹れて、写真を拝む。そこから私の一日は始まる。
だから、何が起ころうと、私は恐くないし、真っ直ぐに自分の内側から溢れてくる豪の深さに導かれてリセットされた朝を生きてゆく。
それにしても、ビジネスというお金の世界に住んでいると、人々の欲望が渦を巻き蠢いているのがしっかり見えてくる。しかもこちらに飛び火が飛んでくることがある。
むかーし、細腕繁盛記という旅館の女将が苦労しながら店を繁盛させていくテレビドラマがあった。その冒頭で、
「銭の花の色は清らかに白い。だが蕾は血がにじんだように赤く、その香りは汗の匂いがする」
という詩が朗読されていた。
日本も高齢化が進み、外国人が増え、社会保障制度が少しずつ音をたてて浸食し、政府の借金問題、緊縮財政、インフラの老朽化、・・・・。GDPも下がり、経済力は下がり、逆走していく中で、そんな自分に気付いたり、教えをくれる人が周りにはいない孤独な人達。人々の気持がだんだんパニックに陥っているんだろうなあ。
私は、私の家族が、どんな時にも笑顔を絶やさず、汗を流し、いっしょうけんめいに子供達のために仕事をし、食べるものを作って食べさせてくれたことを一生忘れない。松ぼっくりや石炭で風呂を沸かし、お風呂場は、貝がらをセメントに埋め込んで、水色のタイルで飾った父の手作りの楽しいお風呂。早く入ると熱いから父が、遅く入るとぬるいから母が、ちょうどいい頃合いが私と妹たち。
今の私には、父や母との役目から、すでに、バーバ。

“あー こちらが社長です!!”
商談中の太田さんが、大手デベロッパーの人に、睫逎侫.潺蝓爾鮓送りに出た私を紹介した。
“あー 社長さんですか。よろしくお願いします。” ニコニコした若くイケメンの人が頭を下げる。
“いやすみません。今日はバーバです。よろしくお願いします。”

私の豪は、父と母の愛でまっすぐに愛の方向へ向かっている。
ありがとうございます。