右奥歯がざらつく。昨夜の夜はけっこう歯ぎしりをしたらしい!!
くやしいことや、やるせないこと、どうしようもないこと・・・・。わからないけど、顔は平気なそぶりだけど、心がギンギンうなっていたんだろう。それが、歯ぎしりになってあらわれた!!
そして心の平静のバランスを朝は取り戻して、残骸の歯のかけらが残った。
なんだろう、私の心を襲ったものは!?
思い当たるのは、昨日の会計事務所が企画した社長の会。
海を一望にするお台場のビル、素晴らしい空間に集まった20人ほどの社長達。その中で社長2人の講演レクチャーがあった。パワーポイント、マイク、データを使っての話。その社長は、日本の未来に貢献するために、社員一丸となって、いい会社づくりに専念している、という話。だけど以前は、売上売上のブラック企業で、夫婦仲は悪く、破綻寸前。家族も親戚もバラバラで、それがある会社のカウンセリングと 山登り。カナダのロッキー、屋久島と社長達は山をめがけて出かけ、生気を取り戻し、改心した。いや社長としてのあるべき姿に戻り、孤独を恐れず、みんなのために社会貢献を行っている。という話だった。(実は私はあくびをこらえこらえ、東京湾のクルーズ船を見ていた) 私は完全にその中にあって、異質な存在だった。予感はしていたので、わざと皮のパンツとヒールに短いジャケット、ヒョウ柄コートで出かけた。
カウンセラーの社長が私に寄ってきた。
“社長はみんな、お金と人間関係で悩んでいるんです。”
“お金と人間関係ですか?”
“そこでこの場所にこられて、業績も良くなって、山に登り、仲間もできますよ。”
“じゃあ私は、そんな社長にカナダまで行かずに、もっと手軽に汗をかく方法を教えますよ。社長にダンスをしこみましょう。”
“ダンスインストラクターとして、私を雇ってください。”  消えた!!

「会計でおさえておきたい8つのポイント p.78
・損益計算書(P/L)はある期間の儲け Profit and Less Statement
・貸借対照表(B/S)は今いくら持っているか Balance Sheet
・P/LとB/Sは儲けでつながっている
・P/Lはフロー型、B/Sはストック型  過去からの累計であるB/Sはごまかせない。
・B/Sを意識した経営を行うこと
・会計はバランスの学問。バランスの5要素(収益、費目、利益、負債、資産)を覚える。
・会計は必ず2つの事象で成り立っている。お金が増えた! 売上が増えた! で喜ばない。」
     儲かる会社の会計と経営がよくわかる本  税理士 村田栄樹

私の歯ぎしりの原因は、これだった。
群れる社長たちは、みんなで一緒に助け合って山を登る。私は会計士に話した。
“いいこと教えようか。もし銀座のママと仲良くしたかったら” (うちの会計士は銀座大好きらしい)
“銀座のママを誘って、2人で山のつり橋を渡りなさい!!”
“ギンギンに揺れて、すっごく危ないやつよ”
“そのつり橋を二人で渡れば・・・・。もう二人は生死を共にして離れられない関係に!! 愛するラブラブになれるよ。”
“わかりました。”

あー そう言えば、昨日の社長の講演と真逆のことを、今私が勉強している本は書いている。あの社長はたしか、量より質!!と何回もパワーポイントの文を繰り返していた・・・

「儲かる会社の会計と経営がよくわかる本 税理士 村田栄樹著
何よりも 質より量
そして、決算書を使えるようになるためには、質よりも量が大切です。スポーツと同じで反復練習が大切です。何回も素振りしたり、何回も投げたり・・・、くり返していくうちに、自然と体が動くようになるのと同じで、数多くの決算書をみることで、決算書の見方使い方がわかってきます。まずは量を積み重ねましょう。それがやがて質に転換していきます。」

ハアー、いろんな社長がいるもんだ!!
渋谷のスクランブルで石を投げれば、必ずコツンと社長にあたる。
やっぱり、社長は量の時代だネ。