「義の母がフローリングの床を拭きながら言った。“気持は24歳なのに、思うように体が動かない。” 当時彼女は65歳くらい、嫁の私ですら30歳だったのに、24歳とはすごいなと思った記憶がある。
現在私は62歳だが、気持ちは62歳においついていない。というか、62歳ってどんな気持ちなんだろう。私が子供の頃イメージしていた62歳は、縁側で猫を抱いてお茶を飲む白髪のおばあさんだった。映像としてのイメージはあったが、その心持ちまでは想像していなかった。24歳とは言わないが、今私は46歳ぐらいの気持ちである。50歳ぐらいの男優さんを見て、自分とつりあうのはこの年代ね、などと勝手に思ったりする。ところが現実には義母の言った通りのことが起こっている。思うように体が動かないのだ。顕著なのは、漫画が描けなくなったことである。50代までは一日6枚描くことができたのに、今は4枚である。しかも描き終えるとへとへとで他に何もできない。気持ちはあるのに体力が無くてどうしてもかけないという肉体の限界を60代になって初めて経験した。ソファに横になり、まぶたを閉じる。酷使した目と脳を休めるために、しばらくこうやって過ごすのだ。
で気づいた。縁側で猫を抱いているおばあさんとほぼ同じではないか、実年齢なのだ。年をとるとはそういうことか。  漫画家 紫門ふみ 」

この週末は風邪をひいて体調を崩したものの、店まわりは続行。
ただ朝は少しゆっくりとダラダラと手抜きをして、少しでも早くベッドに入る。水分もたっぷりとって、掃除やらは、手を抜く。
私も、62歳。だけど、筋肉と血管年令は20歳代。 気持ちは? フラビオとチャチャチャの時は32歳。社長の時は50歳から80歳まで、TPO。そして、とく もも さくらの時は? “バーバ、バーバあ” と言われて、90歳だけど、サイボーグ俊足の肉体の90歳。奇跡の超人に進化する。
と、考えてみると、気持ちはしっとりと、知恵と経験の年を重ね、身体は逆にしっかりとトレーニングでしゃきしゃきと若く強く。を、目標とする いい年のとり方がいいナあ。