菓子の折に金の延べ棒や、小判、金杯と、悪代官様の時代からの慣習が今の時代も脈々と引き継がれていたとは!?!

「金メダルをまとう人
中央アジア、広大なカザフスタンは、内陸国で世界一の面積を誇る。ソ連邦崩壊後独立、天然資源を宝に今を邁進している。実はこの国には埋蔵石油に匹敵する宝物がある。東西の草原を駆けた祖先。騎馬民族の雄スキタイ人の一派サカ族の遺宝、“黄金人間=ゴールデン・マン” である。1960年、東南部のイッシク。士族の墓から発見された。それは言わば、全身金メダルで覆われた人であった。今から2400年前、埋葬される際、ほぼ全身に無数の黄金片を縫い合わせた帷子(かたびら)をまとっていた。
天を突くトンガリ帽子から爪先まで、出土の黄金総数4千枚。一生を懸けて手にした誉にして、財であった。古都アルマトイの国立中央博物館の精巧な復元で観察すると黄金の一々には、カザフのエンブレム聖獣などが精巧にデザインされていたことがわかる。
オシャレになったアルマトイの町で人々は幸せそうに食事を楽しんでいた。夕暮れ時、私も遊牧民の肉料理をと、通りに出たら、通訳のガイドが言った。“スケートの星だったデニス・テンが先月そこで刺されたのです。” ソチオリンピックのメダリスト。突然の訃報に国中が喪に服した。カザフ人にとって彼は “永遠に光り輝くヒーロー”  として生き続けます。ゴールドの意味価値は何か。それは地球で唯一、“腐食しない生命” だということである。だから金品としてのヴァリューを超えて、古来 “永遠の生命” の象徴であった。一瞬の妙技により、人の真の生命の跳躍に贈与として与えられるのである。  芸術文明史家 鶴岡真弓 」

そいうえば、あんなことがあったなあ・・・・・。
“私は銀行員としてこれはいただくわけにはまいりません。”
と、金貨を、支店長さんは返しにこられた。
その金貨は自宅でパーティをした時の、ジャンケンポン大会の商品だった。支店長さんは、勝ち進んでゲット!! パーティは楽しくおひらきになった。
次の日、支店長さんはお礼を言いにオフィスへ立ち寄られた。その際にこれをと・・・・。カワイイキティちゃんの巾着に、手作りで金貨を入れる紙とセロファンで作ったコインカバーに入れられたジャンケン大会の金貨が入っていた。これはゲームで、私が出した商品ですから、特別なものではないんですと言ったが、がんとして支店長さんは、受けとられなかった。
今は、オフィスの金庫にキティちゃんの巾着ごと入れて、私は時々金庫を開けて、彼のことを思いだす。
金は地球で唯一腐食しない生命。 永遠に光輝くヒーロー!!