世の中すべて思いどおりに、そしていい方向にいくなんてことはない。わかりきっているのに、そんな時にはムシャクシャするし、そして自信もなくなるし、最後に不安になる。どうしようか、どうすればいいんだろうと悩みの雲がもくもくと湧いてくる。心はまっ黒な雲に覆われ、冷たい雨がザーザーと今にも降りだす。
ちょっとここで、まずは、それは横に置いといて、おいしい食事をする。一時停止ボタンをピッと押して、途中で止めておく。いつものルーティン(ろくハチをベッドルームへ、シャワーに、カーテンをひいて)、そして寝る。
また次の朝、その続きが始まる。ちょっと待ってえ。
まずは、いつものルーティン(ろく、ハチと金ちゃん銀ちゃん、グリーンとの朝のひと時)。
さあ、おいしいコーヒーを飲みながら、ノートを開いて、考えをまず書き出して整理する。そして、打つ手を考えていく。朝、2時間くらい机に向かって、試行錯誤できるから、そこで何とかこの難題を料理しよう。
だから今日は、千佳さんに新しく頂いた、マイルドなニカラグアのコーヒー豆にした。苦味が少なく、酸味もほどほど、とっても柔らくて優しい。そして最後に甘味が残る豆。この解決策を練るには、ぴったりのコーヒーだ。

「演技派と呼ばれる俳優さんが薬物所持で逮捕され世間を騒がしている。演技力は抜群なのに残念という声が多いが、果たして本当だろうか。確かに実質的デビュー作“パッチギ!”は素晴らしく、そこで彼女は輝いていた。しかしあの年ごろ(18歳だったと思う)でなら、それだけの才能を持った俳優はいくらかはいるのだ。宮沢賢治は告別という詩の中で、それを以下のように記している。
“ いまごろちょうどおまへの年ごろで
おまえの素質と力をもっているものは
町と村との一万人のなかになら
おそらく五人はあるだろう
それらのひとのどの人もまたどのひとも
五年のあいだにそれを大抵無くすのだ
生活のためにけづられたり
自分でそれをなくすのだ
孤独に耐え 何にも頼らず寄りかからずに
演技の道を究めた者だけが 真の意味での表現者になる ”
・・・・・・・。  劇作家 平田オリザ 」

おいしいコーヒーは、つい飲みすぎる。
3杯までにしよう。今日で、11月も終わる。
春まではまだ、12、1、2、と3カ月。
今からノートに向かって、思考錯誤のシミュレーションで解決策を練ろう。