カリカリのトーストにマヨネーズ、スライスピーマン、プリプリのあらびきウィンナーをサンドしてガブリといただく。
ジュワーっとおいしさが広がる。
ふと気づく。この貪欲に食べてる時って、なーんにも考えてない。
食べること、味わうこと!!のみで・・・・・。
もしか、人間って、何かにとりつかれて我を忘れて欲望の中にいれば、心配も悩みごとも、すべてふっきれる。
全てのしがらみからとかれて、素の動物にもどる。
マズローの欲求5段階。一番強い欲望生理的欲求。って、も少し大切にした方がいいかもっとふっと朝食のブレックファストをいただきながら考えた。
食べる、寝る、そして男と愛し合う。現代人はこの生理的欲求を満たさないまま、一気にピラミッドの頂点、社会貢献を目指し突っ走っているのかも・・・・。土台がどっしりしっかりしてないと、三角形も美しく育たない。食べる、寝る、男と愛し合う、この3つのアーチがしっかり生きることの原点。

「昨年10月に第二子になる娘が生まれた。50歳を超えてから二人の子の親になるなんて、まったく青天の霹靂である。子どもを持って思ったのは、“うかつに死ねなくなった”ということだ。折しも健康診断で胃潰瘍が発覚し、なまりきった身体に活を入れること待ったなしの状況に。にわかに迫られた昨年年末だった。さしあたりウォーキングか、などとぬるい考えを漂わせて、さる仕事で昨年の新書一覧をチェックしていたら、『“足形”“歩き方”は50歳で一変する』という挑発的な惹句の一冊が目に入った。アシックススポーツ学研究所“究極の歩き方”日本を代表するスポーツシューズメーカーアシックスが著者である点がミソだ。50歳で一変するという脅し文句は、ブラフではなく、特殊な計測装置で膨大なサンプルを集めて判明した統計的事実なのである。足の機能は親指の付け根、小指の付け根、踵の3点を結ぶアーチによって支えられているのだが、このアーチが積年の荷重と加齢でつぶれてしまうことで変形が起こる。歩行にも衰えが出始める。その境目が50歳なのだ。  栗原裕一郎の本 紹介 」

生活習慣病、認知機能、うつ、骨粗しょう症などに効果がある、早歩き、遅歩きを組み合わせたインターバルウォーキングがそのあと紹介されていた。
寿命が伸び、昔60代で現役を退いていた時代から一変して、生涯介護のお世話にならず経済的にも自立して強く生き続ける時代となった。
55歳で、若く美しく逝ってしまった彼女のお葬式に今日はリタリコにとくを早く送って、カーと出かけた。
女一人で育て上げた3人の息子たちは立派な成人となっていた。
だけどあまりに早すぎる と思う。これからやっと楽しみを味わえる、苦労して育てであろう息子たちに守られて。幸せがそこまできていたのに、人間の命ははかない。
日比谷でおりて、カーとペニンシュラホテルに寄り道をした。
奮発して、グラス2900円のシャンパンをいただいた。細長いグラスは少し注ぐだけでシュワシュワと泡がたつ。
注ぐ 泡が消えるのを待つ、注ぐ 泡が消えるのを待つ、注ぐ 泡がが消えるのを待つ、と3回くり返し、並々とつがれたシャンパン。
グラスの中でまた泡が生まれ、そして消えてゆく。
くり返しくり返し、輪廻は回る。
彼女の思いは3人の息子達につながっていくだろう。
心の中で手を合わせた。