貼紙が出され、カーテンがおり、閉まったドアの前。
一心に文章を読んでいる美しい人がいた。
バレリーナが倒産して2カ月近くが・・・・。
‟ とっても困ってましたのよ ”
‟ もう10年くらい前から、こちらでレオタードも特注で作っておりましたから。”
全ては偶然。ちょうど、靴職人、ドレスメイキングのスタッフと、目黒店衣装部に、注文のティアラを探しに立ち寄って、バタリとお会いした。
私どもが引き継いで、事業を再開することを、お話した。
‟まあ!!” 偶然の出会いに!!みんなで感動した。
トウシューズ、バレエシューズ、レオタード、衣装・・・・は、バレエを足元から支えるインフラだ。
今日は、ラ・トミオカ(工場)から、メガブルーバードのメディア、しあわせのダンスダンスダンスのバレリーナ達が集まっての会議の日だった。
驚きも、喜びも、突然の悲しみも、いろいろなものがサラダボールとなって、一歩また一歩と動き出した。

「針を探す。
かの天才科学者、アルバート・アインシュタインはあるとき、‟博士と私たちのようなその他の大勢との違いは何ですか。” という質問を受け、こう答えました。‟ たとえば干し草の山から針を探さなくてはならないとします。あなた方は多分、針が一本みつかるまで探すでしょう。私は、針が全部みつかるまで探し続けると思います。”  IDEBOK   ダイヤモンド社  」

ほどよい疲れが身体を満たす。
みんなでワラ針は、芋ほりみたいで楽しいなあ。