「お天気のよい絵 美術家 森本 泰昌
第一報を知ったとき私はパリにいた。個展がパリのギャラリーで開催されていた。車で移動中に携帯電話が鳴った。最初はペンタゴンがテロにあったというような話だった。そのあとすぐにワールド・トレード・センタービルへの航空機激突の情報が入った。私はニューヨークからパリに、一日ずれていたら、私はテロに巻き込まれていただろう。ニューヨークは音信不通となり、当地のギャラリーや知人の安否はつかめなかった。19年前の9月11日に起こったあの惨事によって、予期し難い21世紀が始まり、以降地球上では人災や自然災害が繰り返され、今や未知のウィルスに悩まされている。誰しもが、心が晴れない日々である。ところで、知人の画家によれば、‟お天気のよい絵”というものがあるのだという。暗く沈んだ雰囲気の絵でも、天気回復の予兆があざとくではなく、自然に出ていると、それはきっといい絵なんだという。なるほどゴッホの初期絵画には、後年のようなあざやかさはない。暗い絵である。しかし夜の部屋に描かれたロウソクの小さな灯に希望の光が切実に託されている。あるいは17世紀のスペインの画家、ベラスケスは、滅びゆく宮廷の幼い王女を照らすほのかな外光を見過ごさなかった。暗い時代から目をそらしてはならないが、同時にテルテル坊主に願いこ込めることにも真剣であれと歴代のお天気のよい絵が教えてくれる。明と暗、陰と陽、両面を受け入れて、やっと世界は見えてくる。」

小田急線に乗り海老名へ向かった。
以前ここにオープンした時は、懸垂幕をあげた。
バレエスクールもオープンし、もう一度、大きな生徒募集の広告ををショッパーズプラザの真正面にドカーンとあげようか?
先生もいい。 みんな頑張っている。 よし!!