「2018年コクゾウムシが500匹練り込まれた土器が北海道館崎遺跡から見つかった。コクゾウムシは穀物全般に卵を産みつける昆虫で、米だけでなくクリの実にも卵を産みつける。もともとクリは北海道には生息していなかった。津軽海峡を人の移動とともに持ち込まれ、食用として栽培されて定着したという。しかし、私が気になったのはそこではない。500匹を黙々と土器に練り込む彼らの行為である。この点について、土器の発見者である熊本大学の小畑弘己教授は、‟縄文人はコクゾウムシをクリ果実の豊穣を願って練り込んだのではないか”と推測している。 ん? コクゾウムシはクリを食べ散らかす虫ではないのか。現代の害虫をクリの化身としてあがめていたと言われても、にわかに納得し難い。そもそもなぜ土器に練り込む必要があったのか。そしてこんな一風変わった土器を作った館崎遺跡の人々は、やはりちょっと変わっていたようだ。遺跡からは、ひょっとこに見える人体装飾を縁に施した土器や国内最大の岩偶(石を掘った人形)が出土している。さらに、長野県の黒曜石を使用した矢じりも見つかった。およそ620キロも離れた場所から運んできたのは、それほど手に入れたかったからなのだろう。人々は矢じりに神秘的な力を求めたのかもしれない。そう考えると、なんだか館崎遺跡は ‟ 呪術師の村 ” のようだ。コクゾウムシがびっしり埋め込まれた土器を作っても、おかしくない気がしてくる。さて、真実やいかに・・・・。   風変わりな館崎遺跡の人々  こんだ あき  」


土曜日、4月に入り東京の街があけてくる。
またヒヨドリの白ちゃんが戻ってきた!! 京都、名古屋、流山とオープンが相次ぎ、ドタバタと動き回っていた。
空想したり、ゆっくりと考え事をする時間が失われていた。
この静かな明け方・・・・・ 自分の首すじをなでながら呼吸をする。
パクッパクっと、金ちゃんが水草を食べている。
陸橋の上からカラスが白ちゃんの方を、チラリ チラリと窺っている。
どんなところにも物語がある。
せっかく、楽しい生き物たちのなりわいを気づかずに時に流されてしまうのはもったいない。
二度と帰ってこないこの時この日に意味を見つけ、静かに考えに耽れば、過ぎ去っていく今を思い出して振り返り振り返り反芻していける。
そんな贅沢な一日を過ごそう。
さあ、今日は蒔いた種を刈り取りにいく日だ。
よし。