音が無い朝だ!! CDが壊れた。スイッチオンのボタンが、とうと、引っ込んで出てこない。 
外は雨のザーザーザー、そして暗い。
早朝から高速を走る車のシャーシャーという都会の憂鬱の音が聞こえてくる。

「インフレからリフレへ  世界経済の多くが物価の上昇を経験しているが、その上昇圧力の性格と持続性については、意見がわかれている。その一つは、ショックは一時的なものだという見解。ショックの主な特徴である、供給、物流の困難、稼働の遅れはコロナによって引き起こされている。まもなくコロナとともに消えてゆく。そして再び戻ってくると予想している。もう一つは、その対極にある。‟インフレの精霊が瓶から飛び出してしまった”という考え方だ。異例の財政、金融緩和策が一因で、現在の物価ショックは長く続き、リフレ傾向に変わるとみえている。・・・・。デフレは、インフレよりも潜在的に危険であることを我々は知っている。日本がずっと経験してきたように、いったんデフレの力が解き放たれると、それを抑え込むのは難しい。そうしたシナリオを避けるため、今はもう少しインフレ率が上昇してもよいと考えている。  BNPパリバ チーフ  グローバルエコノミスト ルイジ・スぺランザ氏  」

ガチャリとベランダのドアを閉めた。
リビングに静寂がもどる。おかげでハチは私のベッドの中で二度寝を楽しみだした。ろくは台所へ飛んで、いたずらを始めた。
10月1日 新しい月が始まる。
‟デフレは、インフレよりも潜在的に危険である”
日本だけが、なぜか ‟ デフレの精が、瓶の中から飛び出してしまった ” ようだ ・・・・。
そして今日なぜか、無性に聞きたくなったCD
A MIDSUMMER NIGHT'S DREAM    OTTO KLEMPERER
シェイクスピアの真夏(midsummer)とは夏至の頃、6月24日の聖ヨハネ祭の前夜のことを指す。この夜に幻想的な出来事や怪奇事件が起こるという伝説が西洋にはある。シェイクスピアの作品も森の妖精たちと・・・。
知らない間に、ハチも起きて、台所でいたずらを開始していた。
2021年もあと3カ月にせまった。
ラストスパートに盛り上がりそうだ。