「東京に本社を置く意味を問う  川北秀隆 京都大学大学院 経営管理研究部 特任教授
日本の人口減少の時代に突入した事実を思い起こしたい。上場企業なら感じているだろうが、人口が減少する日本において競争し、勝ち残ったとしても、その成果はさほどのものではない。国内で全力を出し、競争することにどれほどの意味があるのか。伸びる企業とは、国内から海外へと軸足を移した企業と理解できた。国内でいくら頑張ったとしても、人口の減少だけは食い止められない。そんな国内で競争に打ち勝ち、シェアを高めようとすれば何が生じるのか。過当競争に陥り、利益率の低下に直面するのがオチだ。企業価値の向上は期待できない。もちろん国内にユニークな製品やサービスを投入し、他の追随を許さない状態を作る手はあろう。どうしても、人口減少社会では量が伸びず、大きな利益は稼げない。結局のところ、海外展開を重点目標にするのが企業価値向上の近道である。その時日本政府の規制や保護に期待しても無駄だ。企業自身が自社の製品やサービスの競争力を高めるしか手はない。企業に求められているのは、もう一度自身の事業内容とそれに適した立地を見直すことである。コロナは ‟ 集まることの意味と役割 ” を明確にした。コミュニケーションの多様化も可能にした。以上を踏まえて、企業の新しい立地を考えるのが伸びる企業の次のステージである。 」

今年でほぼ直営店での出店が終わる。
春からは、FC展開として、100店舗までの目標に向かう。そこから海外への、いやそれと同時に海外への展開も計画のなかに組み入れている。
本当にやることはつきない。
紀尾井に移り、赤坂からの移転も終えた。
まだ不慣れなのが、社長室がないこと!!
放浪の社長となった。
いつだったか学生の頃、通っていた喫茶店があった。そこには、いつもオーナーらしき人が、お店の片隅にいて、帳簿なりを目を通していた。
そして今回コロナで大幅に店舗を縮小閉鎖した旅行業者のテナントを何店舗か見たが、そこでは売場よりも一番リッチな作りが理事長室だった。各テナントに必ずあった。
社長室がないと落ち着かない。
だけど、落ち着いちゃあだめだということかな!?