「編集後記 日経ヴェリタス
私が書いた記事を巡り財界を代表する大物経営者の方からお叱りを受けたことがあります。その企業は高収益体質で、積み上がり続けるキャッシュの有効な使い方が見つからず、株式市場の冷ややかな評価に悩んでいました。それを ‟ずっしりと思い金庫に押しつぶされそうだ” と表現したところ猛烈な怒りを買ってしまいました。コロナの ‟守り” モードがようやく終わりに差し掛かろうとしている今、多くの企業がずっしりと重みを増した金庫の前で余剰資金の使途に思案を巡らせていることでしょう。株価がコロナ相場で大きく浮遊したため、業績や成長投資、株主還元のいずれについても投資家の期待は高まるばかり。経営者のビジョンと手腕が問われる局面です。  デスク 稲葉俊亮 」

うちの会社は金庫がずっしりと重いという経験をしたことがない。が、金庫には恵まれていた。
そもそも金庫なんて、いれるものもないのに、必要なの?
というのが、社長なりたての頃の私の気持ちだ。だから最初に買ったものは、お弁当箱二段重ねの、小銭を入れて、ダイヤルを回して、パカンと開けるもの。だけど、隣りにりそながあって、まずは貸金庫を借りてみた。何をいれたかよく覚えてないが、定期預金などの証書、株券だったかな・・・・。次に六本木ヒルズに移ったときは、人が2〜3人くらい入る、大型の金庫!!! (みずほのプライベートバンクの後に入ったから壊せない金庫が備え付だった) この時は、会社はすっごく儲かっていたから、金庫の中は〇〇〇でいっぱいに。
それから山あれば谷ありで、赤坂見附の時は、鳥カゴぐらいの金庫。中身よりも金庫が重くて、というものだった。
さて、紀尾井に移り、社長室はなくなり、私が一番心配したのは金庫を置く場所。
とりあえず静かで、部屋の中心に。まだ中身より、金庫自体が重い状態が続いている。