エレベーターの4階から、ロビーボタンを押す。
四角い箱の中には私一人、扉がパアーっと開き、出ようとした瞬間!!
二人組の男が!!
‟ワァーッ” と
私は、‟ワァーッ” と声をあげ、手をとっさに口元に。
驚いた。驚いたが・・・、その二人組の男は、ちびっこ小学生で、4階に引っ越してきた外国人家族だと、知っていたから、驚きのあとで、頭が1秒遅れて理解した。
いたずら盛りだ。きっとママを驚かそうとして、先回りして待ち伏せしていたんだ。
そこにタイミングよく、バーバが乗ってやってきた。
‟スミマセーン、スミマセーン”
あはは、正月早々楽しい体験をした。
そう言えば、私は、私も人を驚かすことが大好きだった。
‟ワァーすごい”、‟うれしい” と 驚きの表情をして喜んでくれる。
どちらかというと、ワァッとびっくりさせるのは、落とし穴のしかけや、エレベーターホールで待ち伏せやらではなく・・・・、思いがけずに、うれしい、楽しい、すごい、と感じてもらうことが大好き。でも、驚く、心が動く、ハッと気づく、大、中、小、松 竹 梅、いろいろあるけど、心にゆとりがないと、そんなことまで気持ちが回らない。
だけど2022年、今年も何とか自分の大好きなこと、‟ あなたの喜ぶ、驚きの顔をみたい ” その気持ちを大切に育てよう。

「キンカン甘露煮
お正月はかつて、土地によっては2カ月ほど続いた祭り。三が日が過ぎますが、もう少しの間、自分の気持の中だけでもゆったりできればと思います。この時期、ゆるやかな気分になりたい時は、キンカンの甘露煮をつくります。そのときのゆとりに合わせて、長く時間をかけて煮てもよし、短時間でもおいしさを味わうことができます。まずキンカンのヘタをとり、つまようじで皮に数か所穴をあけます。ひたひたの水と一緒に鍋に入れて十分ほど煮たら、お砂糖を入れて溶かし、くつくつと煮ます。5分ほどすると、もうツヤツヤとキンカンの肌が光ります。ひとつ箸でとり出し、ふうふういいながらつまめば、皮は香りよく、やさしい軟らかさに、中まで甘くしたければ、もう少し時間をかけます。砂糖の量はお好みしだい。すこしずつ味見をしながら面倒をみるのです。シロップを少しとり出して、お湯で割っていただくのも楽しみ。ゆっくりとした時間が流れてゆきます。 広田千悦子 」