「つながること、断ち切ること
人生はつまるところ、2つのことしかない。つながること、そして断ち切られること。そのことを痛いほど思い知らされたのが、この2年間だった。ぼくたちは 世界情報通信でつながっているグローバルコミュニティになった、と誇らしげに語っていた。しかし実のところ、世界はもっと原始的につながっていた。人は地球上を動く。そして出会う。空間をともにする。世界のどこかで発生したウィルスが、もう数日後に身近に迫ってくる。世界はリアルにつながっていたのだ。だからこそ、蔓延防止のためには、リアルなつながりを断ち切らなければならない。そして僕たちは近しい人たちと突然会えなくなってしまった。もちろんネットでは会える。でも実際には会えない。つながっているけど、断ち切られている。断ち切られていながら、つながっている。そのつながりって何だろう。何が断ち切られているのだろう。ぼくたちはそんなふうに、つながること、断ち切られることを深く考えざるをえなくなったのだ。 文化人類学者 上田紀行 」

雪が降った。寒い。ロングダウンコートを着る。
交通機関が麻痺しないか、いつもどおり仕事、バレエ、買い出し・・・と、シャキシャキ動けるか心配だった。
何とか無事に雪をやりすごせた。
食事のあと、バーバの部屋に帰るのに、徳がついて来た。
ほろ酔いのバーバはあったかい。よし、雪見にいこう。
裸足でマンションを出てきたとくは、
‟ 寒いよ、冷たいよ ” と言って、バーバの部屋に入ると、すぐベッドの中でお布団にくるまった。
‟ あと5分 ” とかいってでないが、とうと帰っていった。

そして次の朝まどかから✉
‟おはよー
昨日から徳が熱
38.9度
桃と違って熱に弱いからちょっとしか眠れてないよ・・・

あー  バーバが連れ出したせいだ。
リアルとは、体、五感、複雑であずかり知れないものだ。
ネットは雪のように一瞬で消える。あとかたもない。がその影響をリアルは受けとめなければならない。