‟ピィーピィ―!!” ヒヨドリが大きな声で仲間を呼んでいる。
ベランダのミカンを食べなくなって1カ月。
それでも時々は、ろくとハチの残しを置いておく。
朝 少しの間 ベランダのドアをあけていると、夜が明ける頃、ちらりと警戒しながら ヒヨドリがミカンをついばんで飛び去る声が、ろくハチにもしっかりと聞こえる。
‟よそものだ!!” ハチとろくはからだを固くしている。
ろく、ハチ、部屋の外は、自由だけど戦いの場だよ。
私は、ろくとハチをつれて、外を見せる。
ハチは私の手に止まる。足にガシリ! と力をいれた。ろくは私の肩の上で身をすくめる。
ベランダのドアをガチャリと閉める。ろくハチはいつものように私のベッドルームで二度寝の時間だ。
住んでいる世界が違うと、同じ島でも、永遠に平行線で交わることはない。

「あけくれ 解体されてゆく家を見て思う
私がここに移転してきた時、その近所の家は木造平屋だった。それから、14、5年経って、3倍くらいのモルタル木造2階屋が建った。あれから、40年以上経ち、3カ月前に生け垣がなくなり、測量が入り、5月に定年退職した住人が挨拶にみえた。広い家に一人でいるとネズミの集団が騒ぎ、恐ろしくてマンションに移るという。いよいよ解体が始まり、立派な庭木も伐採され運ばれて、暮らしざまが見えた。次は、総瓦の2階の屋根から下にある大型トラックに瓦を投げ落とす音のすさまじさ。毎日朝8時から夕方5時までを、どこで過ごそうかと考える。これが18日間あるという。道路側から壁がなくなり家の中は舞台のように丸見えで、押し入れや棚に不用な物を残している。障子なども破れている様子だ。わが家も何年か先に同じ運命をたどるのかと、家の終活も考えなければと思った。早速ネズミ集団がわが家に移り困っているところだ。  青野まりさん 83歳 東京都府中市 」

今日はまた家をさがしに、大家族でレンタカーを借りてみにゆく。
3件ほど見る予定だ。
どこかいい住まいに落ち着かないと・・・、心の不安定な状態はちょっと辛くなってきた。
それにしてもジプシー生活はすでに九州の家を出てから。
結婚して主人と大喧嘩をして実家に舞い戻った私に、‟女は結婚して家を出たら、もうもどる家はないのよ!!” と、母は連れ戻しに来た裕志さんと私を二人並べて説教した。
そして、つけ加えて、‟裕志さん、だからもっと静枝に優しくしなきゃ!!” と最後にしめた。
あれから、借家に住み、主人の実家、マンションを買い、家を買い・・・、不動産投資は続いている。
が、東京ではジプシーで、あちこちと移り住む根なし草となっている。
いろいろあるよネ。
さて、どうなることやら。

ピーマン?
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ピーマンを!!
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たべた。
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ジプシーろくが。