「私の東京物語  庭だった明治神宮  石坂浩二
原宿と言えば、高級ブランド店が並ぶおしゃれスポット。そのど真ん中、表参道と明治神宮の交差点に、かつて‟原宿セントラル・アパート” がありました。20世紀半ば、カメラマンやイラストレーターらが事務所を構え、文化の発信地となった建物です。完成当時は最新式だったのでしょうが、僕が20代で住んだ頃には老朽化していました。アパート周辺にはクリエーターの弟子や見習いが大勢暮らし、有名になる日を夢見ていました。同世代で親しくなると、酒を酌み交わしつつ、彼らの活躍の場となる雑誌やメディアの未来について語らう日々でした。原宿に住む若い僕たちが困ったのは、朝食を食べる店がなかったことです。そこで思い付いたのが、徒歩15分くらいの渋谷のNHK放送センターの食堂でした。俳優として売り出し中の僕が、守衛さんに‟おはようございます”と声をかけ、クリエターの卵たちと一緒に食堂へ。今のように警備が厳しくなかった時代の話です。腹を満たすと、明治神宮を散歩しました。朝まだ人が少なくすがすがしい気分になりました。(俳優) 」

長年住んだ港区もそろそろカウントダウン。
六本木は私の庭だった。
六本木ロアビル、六本木ヒルズ、虎ノ門ヒルズ、表参道、青山、溜池山王。
これから太田区の人間となる。さてさて、どうなることやら。
でも、不思議とワクワクとしてくる。それにしても、おんぼろの舟でこぎ出し、手こぎ、自転車操業でも、けっこう遠くまで行けるもんだ!! とちょっと感心している。
ま、いつ沈むのかわからないおんぼろの舟だけど、こぎ続ければなんとかなる。と、感じている。