「プロムナード 青と黒のお話   秋田 麻早子(美術史)
色の話が好評なのも、色を見るのが純粋に楽しから、というシンプルな欲求に理由があるからかもしれない。だが、もう少し何かありそうだ。もう一つ、貴重な材料を用いた絵の具がある。それは象牙を焼いて作るアイボリー・ブラック。もちろん象牙はワシントン条約で国際取引が禁じられているので、今や幻の黒色絵の具だ。象牙の加工品を作る際の削りカスから作られたとはいえ、象牙と聞くと、やはり後ろめたい気持ちがする。今では動物の骨を焼いて作ったボーン・ブラックを指すことが多い。有名なところでは、17世紀オランダの巨匠レンブラントや近代絵画の父と言われる19世紀の画家マネが好んで使った。どちらも黒が印象的な画家だ。アイボリー・ブラックはまっ黒ではなく、赤みのある温かい黒と表現され、他の黒い絵の具と比べると少し透明度が高いのが特徴。同じ黒でも、油を燃やした煤から作る黒は、ほんのりと青みがあって不透明だ。青にさまざまな色調があることは、いくつかの青の種類を思い浮かべて納得できると思う。それに対し、黒にも、漆黒、温かみのある黒、青光りする黒、艶のある黒、マットな黒など、微妙な違いがあることには、なかなか気づかないかもしれない。レンブラントの黒はどんな黒だろう? マネは黒をどう効かせているだろう? そんな風に思って眺めてほしい。そうすると、単に黒にしか見えなかった色の、ちょっとした個性に気づくようになってくる。そんな風に感覚が拡張されるところにも、色の話を聞く面白さがあるのではないだろうか。」

むしょうに青が描きたくなって、はじめての発表会 の舞台裏のバレリーナたちを描いてみた。
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そうしたら、とくが千のこと描くんだけど、ただの黒のかたまりになって、うまく千が描けないとママからの情報を得た。
よし、今日はバーバアートブレイン絵画教室だ。
まず、えんぴつを削ろう!!
クロッキー用のえんぴつを、さくら、もも、とくに渡す。
そして、ジェスチャードローイング(1分で瞬時にデッサン)でモフモフのゴールデンレトリバーの千の動きを捉える。そこから黒の絵の具を作って色をつける。
‟ 黒は一番強い色だから気をつけないとぜーんぶ黒になっちゃうよ ” 
‟ まずはうすーくサッと筆で 水をたっぷりふくませた黒で ” 
‟ ハーイこれでおわり ” 
‟ バーバの千はむらさきじゃん ”
‟そうだよ。バーバは千が紫黒にみえるから ” 
‟ 自分の黒で塗ってみてね ”  
思ったより、一番集中がもたないさくら3歳が、筆を使った色との感触をすっごく楽しんでいる。
絵の具、水、筆のなめらかさ、そして真っ白な画用紙がカラフルになってゆくことを、心から楽しんでいる様子が、実に微笑ましい。
けんかもやめて、それぞれ3匹は一心に色に向かっていた。
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