「こころの玉手箱 
編曲家 船山基紀     忙しくも充実したあのころ
これまでの仕事から、代表作を1曲あげるなら五輪真弓さんの‟恋人よ”である。自分で編曲したものを聴き返すことはほとんどないが、この曲だけは繰り返し聴いている。イントロ48秒と、テレビ番組に合わせてイントロを短くするのが当然の時代にあって異例の長さ。当初B面曲の予定だったので、気負わずスケールの大きいバラードの魅力を生かそうと考えたのは覚えている。編曲の仕事は、作曲家、プロデューサー、ディレクターの注文に応えること。しかし、私にとって大事な曲を挙げていくと、自由につくらせてくれたものばかり。この曲もその一つだ。ヒットの定型に逆らって時代を超えるスタンダード・ナンバーにできたのを誇りに思う。当時は1日で4曲仕上げるような、むちゃくちゃに多忙は日々。CBS・ソニーの音楽ディレクターの中曽根さんと二人で戦場から逃れるように箱根などへ釣りに行った。忙しかったとはいっても、私が一番気楽なのは、結局仕事をしている時間である。頭の中に鳴っている音に従って五線譜におたまじゃくしを載せていく。思い返すと、中学生のころからできもしないのにそんな遊びに興じていた。何より大好きなことを通じて、多くの人を喜ばせることができたのだから、これ以上の幸せなない。 」

今日は津田沼へ出かけた。
超久しぶりで、道に迷うかもしれないから、前もって先生に教室への行き方を聞いていた。
‟ペデストリアンデッキをまっすぐに歩いていくと、オフィス棟がありますから” 
たしかに、英会話の看板が3つ並んでいて、遠くからでもわかる!! 
実はここは、再開発で商業施設なども含めて2025年の3月で全てが終了する。あと6ヵ月で移動先を探さなければならない。生徒さんもたくさんいて、IPC(Intenational performance contest)でも優勝して、またベテランの先生方がいる素晴らしい学校なので、いい場所を探したい!!
そういえば、東京で独立して会社をつくってから、オフィスは渋谷、六本木ヒルズ、赤坂東急、紀尾井町と4回引越しをした。
その中で、その環境やら会社をいかすために、それなりにいいところへと移ることができた。
自分の住まいにしても、まずは目白に住みたいと考えたのだが、一番最初は高円寺。そして田町、曙橋、六本木ファーストビル、泉ガーデン(六本木一丁目)、六本木ヒルズ、虎ノ門ヒルズ、青山一丁目、麻布、田園調布三丁目と、引越し貧乏だ!!
だけど、必ず捨てる神と拾う神が私にはついてくれていて守って下さる。
津田沼もそうなると信じている。