「文学周遊 岩田宏 ‟神田神保町”
ただ、詩人の岩田宏は人と容易に交わらない自我を感じさせる作風で、いくらでも書けただろう口当たりのよいものを書かなかった。‟神田神保町”(59年の詩集 ‟いやな唄” 所収 )もそんな詩だ。何か強い失意が伝わってくるが、視線は社長と高利貸、昼休みのバドミントン、ほそい指の少女、ラジオ、レコードと次々と飛んで、一読、よく分からない。・・・・。そう思ってもう一度神保町の古書店街を歩くと、世の中には本当に様々な本があり、焦燥を覚えた若い頃を思い出した。駿河台の下の神保町は様々なエレメントが流れ込んでよどみ、しかし発光もしている場所のように思われた。 (編集委員 深田武志)」
神保町の路地にはレトロな喫茶店が並び、昭和の面影が今も残る。
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「筆洗
詩人の谷川俊太郎さんが書いた “生きる” にこんなくだりがある。
‟生きているということ
いま生きているということ
それはミニスカート
それはプラネタリウム
それはヨハン・シュトラウス
それはピカソ
それはアルプス
すべて美しきものに出会うということ
そしてかくされた悪を注意深くこばむこと

生きているということ
いま生きているということ
泣けるということ
笑えるということ
怒れるということ
自由ということ”  」


そう言えば、先週ふいに途中下車して神保町へ初めていってみた。
そして今日は、内幸町のイイノホールで6ヵ月ぶりに副島氏の講演を聞く。
帰りは自由ヶ丘のみどり湯で、とく もも さくら&ママと待ち合わせ。
夕方になって、からだは冷えてきたから、あったかい銭湯は、とても気持ちがいい。
みんなお腹がペコペコになった。帰り道の中華料理屋で、食事をする。
‟しまったあ” たたき胡瓜の横っちょの白い野菜をガリガリと食べた。
‟ニンニクだあ!” これで明日の会議はみんなに迷惑をかけるナあ・・・。

※エレメント element  ‟元素”を意味します。
科学的にそれ以上分解することのできない純粋な物質を指します。
物質の基本的な構成単位であり、全ての物質はこれらの元素から成り立っています。