「くらし歳時記  広田千悦子(文) 広田行正(写真)
明けの三日月
真夏のような9月にもようやく涼が訪れて、急に訪れた秋に月の光もひんやりと感じます。十五夜の次に美しいという十三夜は、今年は10月15日。寒くなってしまう前にそれまでの間の月もゆっくり楽しんでおきたいものです。
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写真は三浦半島から見えた月齢28日ごろの月です。明けの三日月でちょうど明日ぐらい。三日月を反転させた形のこの月に出会うには条件が限られています。ほっそりとした明けの月が昇ってくる時間は、日の出前の東の空。しかも太陽が顔を出す前から消えはじめるから、拝めるのはほんの少しの間。空に雲がかかっていないことも大事な条件です。空に溶けてしまうように消えた月は数日後には蘇るように三日月になり、今度は夕暮れの西の空に見えます。昔の人はこんな風に再び現われる月を眺めるうちに、月には復活する、若返る、不老不死の力があると考えました。 」

ねむい!! 頭がボーっとしている。
昨夜はライブに出かけた。
いつも子供時間の生活だから、ちょっと10時30分を過ぎて帰宅するだけで、弱る。
そこに、さくらととくがバーバの帰りを待ってくれていた。家はハロウィンの飾りがオレンジとブラックに出迎えてくれる。机の上には置き手紙があって、
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バーバ、おかえり しごとがんばったから ゆっくりね とロクとハチの絵も添えてあって、バーバの好きな紫色で書いたハートも!!
‟バーバお風呂もあったかくしておいたよ” ととくが優しい声をかける。
すっごい暖かいファミリー!!
‟ところで、こんな遅くまで起きてて、明日学校大丈夫”
‟あした都民の日で休みなんだ”
‟えー!?!そんな日あるの!?!”
バーバ、実はお仕事じゃなくて、
‟遊びでライブで楽しんでいたの ”
‟えーさくらも行きたかったナあ ”
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