「高齢ランナー  自由と希望
80歳、まだ走れる リチャード・アスクウィズ著   スポーツライター 藤島 大
老いとは。‟人をひるませるレッテルだ”。だがこうも述べる。‟加齢がもたらす自由もまた現実”。あいだを結ぶのは ‟まだ走れる” である。視界がかすみ、歯はぐらつき、関節の可動はおぼつかない。それでも駆けだそう。ジャーナリストは80〜84歳の各国の高齢アスリートを訪ねた。専門家のトレーニング法や科学の知見を紹介しながら、みずからもマスターズ世界陸上へ挑む。不安や痛みと ‟世界の素晴らしさ” 。取材者の内省はやがて希望へと至る。‟高齢になるということは、もう自分を偽る必要がないということ”。最後は負ける=死という必然。だからこそ‟好きなだけ大胆な夢を見られる”。つまり自由。100歳を越えても鍛える。評価は強い心のありように向く。しかし実相は‟不屈の精神は、その走力があってこそ”。特別な老人ではなく優れたスポーツ人を描いた一冊である。 栗木さつき訳 」

金曜日はオフィスジョブを終えたあと、銀座へ向かう。
絵画教室の日だ。ちょっと今日は寄り道。ブランド街をのぞくことにした。
一カ月前にみた素敵なブルーのコートとブラウスを見に店内へ侵入。‟あったあ!!”
ブランドのお店の商品アイテムは少ないから、すぐにあのコートとブラウスは見つかった。全て一点もの、ただプライスは奥深くかくれているから、近寄ってくる店員さんに聞いた。‟このブラウスおいくらですか?” 
ブラウスは10万円、コートは20万円だった。
すぐに店員さんは、‟はおるだけはおって下さい” ‟せっかくだから” ‟じゃあ” と私は肩からバッグをはずしてブルーのコートをはおる。すると、次々と店員さんが3人になり、‟ファーよくお似合いです!!” とほめちぎる。
‟このブルーは何色ですか? ‟ターコイズでしょうか”
‟あーターコイズブルーなんだあ” 
帰りしな、パンフレットと名刺までいただいた。
ハアーため息がでそうなくらい、きれいなターコイズブルー。
昔だったら、サッとカードをきっていたのにナあ。と店を出た。

※Truquoise blue  緑がかった青色のこと。ターコイズ(トルコ石)。青みが強いトルコ石はターコイズブルーと呼ばれる。
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