「一切は虚飾
‟空は空、一切は空”
これは旧約聖書‟伝道の書”冒頭部分の引用。‟伝道の書”はソロモン王を名乗る人物が、世界の虚栄について説いたものと伝えられる。この引用句は数多くの文学的解釈・芸術的解釈を生みだした。‟一切は虚飾”のような大衆向けだまし絵が、さまざまな寓意を込めて描かれるようになる。19世紀は、まだ慎みと道徳の力が強い時代だった。ホレイン・アルジャーによる‟極貧から富裕へ”というテーマの小説が熱狂的人気を博し、アメリカの拡張を擁護する。‟自明なる運命”の思潮が、アメリカ人の心と天命と特権の感覚を吹き込んだ。ヴィクトリア朝の19世紀には、アメリカでもピアノの脚に縁飾りをつけるのが流行っていた。しかし時代は変わりつつあった。自由気ままなジャズ音楽や、開放的な新しい女性に象徴される“狂騒の20年代”がもうすぐそこまで迫り、表面下ではその精神がうごき始めていたのである。
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一切は虚飾 チャールズ・アラン・ギルバート 1892年(歴史上最も複製・模倣されることの多いだまし絵だろう)
   第二章 不確かな世界 錯視の不思議 ロバート・オズボーン  」

パレットに色見本をつくる。
いつもは12色だが、今回は35色、色と名前も一致するようにパレット上に色の名前も書きこんだ。
水の量によって、同じ色でも、色が変わるから、濃い色と薄い色もつけたし、補色もわかるように・・・。
準備は一仕事。まずは、ブリリアンローズ、レモンイエロー、パーマネントバイオレットで薄く色を乗せてみた。
横では、とくがうんうんうなりながら、宿題を解いている。
はっと気づくと2時間が経過していた。
さっきまで、スラスラとやっていたことが、急にできなくなってしまった。
とくは、泣いているように見える。
お昼に頼んだハッピーサンド(マック)も冷たくなっていた。
そうか、小学4年生は、集中力が持つのは2時間が限界だと気づく。
よし、今日はここまで!!
12月31日、いったんしめるとしよう。
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