「人生案内  藤原智美 (作家)
       競争社会に疲れ果てた


50代の男性会社員。
幼い頃から競争社会に組み込まれ、塾通いから中高一貫を経て、大学を卒業。
結婚して子供もいます。はたから見ると恵まれた人生ですが、職場では常に勝つことを求められ、
足踏みすれば、すべてが転落してしまうという強迫観念の中でおびえ疲れ果てています。
一方、先祖から伝わった山奥の一軒家で畑を耕し、昔と変わらぬ生活を送る人たちの生き方を尊敬します。
逃避はだめだと分かっていますが、競争のない世界に行きたいです。
どう生きればよいでしょうか。広島県男性

世の中は何事も勝ち負けが優先で、結果と順位がすべてという空気が強いですね。
確かに社会は競争が満ちています。しかし競争 ”心” はどうでしょう。
これは社会ではなく、あなたの個人の中にあるものです。
社会と自分の心をしっかり切り分けることが必要です。
そうすれば会社の同僚を単なる競争相手ではなく同じ目標や困難に立ち向かい、力を合わせて助け合う仲間と、捉えことも不可能ではないでしょう。
50年もの間、競争原理の真ん中で生きてきたというあなたが、競い合う気持ちを変えるのは容易ではないかもしれませんが、どうか自分で自分を追い詰めないでください。
人生を競争か逃避行という二者択一で見るのは辛すぎます。
今の仕事や暮らしの外に気持ちを向けてください。」


ビジネスホテルにあった新聞を広げ、朝一6:30からの朝食会場へ向かった。
読売新聞は普段読まない。
各ページをずらりとチエックして気になるところを切り抜いてみる。
あと、もう一つ間違い探し。

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これは東京新聞にもある。
私は絵を描くようになってこのコーナーは得意中の得意!
必ず瞬時に見つけ出せるが・・・
読売新聞のは手ごわい。
たった3つなのに・・・
今のところかろうじて2つ、あと一つが!?!
人間ののは、同じものを見ても自分の見たいものしか見ていないし、
固定概念に縛られているから実は、観察力が退化していっている。
こちかちに固まったものをほぐすゴールデンウィークにしようか。