「脳と心のサロン 脳科学者 田中昌司
       記憶の上書き 頻繁に起こる


原因は脳にある。
何度も思い出すことで無意識に記憶を上書きしてしまう。
写真のように鮮明に覚えていると思っているけど、色あせることなく、一部が変わってしまう
長期記憶。
時がたつと記憶内容が変わることは ”脳の特性” として受け入れられています。
裁判でも目撃情報は必ずしも正しいとは限らない。
ということが、現在では認識されています。
目撃者が確かに見たと主張していても、実際には見ていなかったということが起こる。
実験でも検証されています。
これは脳が、想像する性質があること、主観にとらわれることにも関連しています。
記憶が書き換えられるということは、確かにあるのです。
しかも日常的に、思っている以上に、頻繁に。」


大雨だった。
学校を終えて帰宅するとく、もも、さくらとパパ、ママ。
そして仕事帰りのバーバは、自由が丘の洋食ブラームスで待ち合わせをした。
明日からゴールデンウィークで、パパは三河安城へ出張する。
だから最後の晩餐。
バーバは、一歩先に辿り着いて席を確保した。
来るまで赤ワインとホワイトアスパラガスサラダを注文。
じっくり待つことにした。
雨で靴はずぶ濡れ。
白いデニムパンツも湿っている。
だけど、赤ワインをゴクリと一口いただく。
すると、スーっとすきっ腹で良い具合にからだが温まりだす。
大雨の日の洋食ブラームス。
ひとり赤ワインもいいなぁ。
さてと、この記憶は、あとあと振り返った時に、どう上書きされるのか!?!
人生っておもしろおいなぁ。
05075