「くらし歳時記
    黒はペン 広田千悦子


今年は端午の節句で、こどもの日。
二十四節気は立夏を迎えて、そこかしこに夏の気配が見えはじめています。
今年の厚さはいかがばかりかと戦々恐々としている人も少なくないでしょう。
その前に梅雨がありますが、こちらも雨が多くても少なくても困ります。
どちらもお手柔らかにと願いながら薫風を浴びています。
祈るばかりでなく、体も鍛えなくてはと思うと、まず考えるのは食べ物のこと。
暑さで食欲が落ちる前に体を整えておきたい時期ですが、新鮮なものが一番ですね。
おすすめは黒はんぺんです。
静岡県三島市を訪れた際に薄い黒はんぺんのフライをいただいてすっかり虜に。
青魚を骨ごと使うから味にコクがあって魚臭くもありません。
静岡の郷土食だそうで、今はネットで購入できますから便利ですね。

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写真 広田行正」


ゴールデンウィーク最後の日、京都芸大のデッサン講義の準備をした。
モチーフ、布で包んだ立方体、果物、グラス、鉛筆、消しゴム、はねぼうき・・・
無い物は百均でそろえる。
あっそうだ!老眼鏡がすり落ちるようになっちゃったから、新しいものをと、1.5と
書いてあるものを買った。
次の日かけて新聞をみると、え〜ぼやけて見えない!どうしてかなぁ
裸眼の方が見える!?!


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