「ほんの裏ばなし
新聞記者がネット記事をバズらせる為に考えたこと990円
    著者 斉藤友彦

始まりは15年ほど前、知り合いの編集者が放った一言だった。
新聞記者って文章うまくない人が多いですよね。
この言葉の意味が今になってわかるようになった。
インターネット記事を出す部署の担当になったこと。
記者たちが書いた記事を日々ネットに配信していた。が、驚くほど読まれないのだ。
書かれている内容は興味深いものばかりなのに。なぜ読まれないのか?
それは新聞記事を真面目に書きすぎたから。
新聞とネットでは求められる文体が全く別ものだった。では、どうすれば。
”共感”と”ストーリー”の2つのキーワードにたどり着く。ただネット向けの表現になれた時、
いわゆるバズる記事が増えたとき、痛感したことがある。
それはネットが感情の世界だという事。ネットに数多く並ぶ記事の中から選ばれるのは、
読む人の感情が動く記事。他はどれほど大切な情報が含まれていても注目されず、
ネットにあふれる膨大な情報の中で埋没していく。
人々の共感を集めればバズり、反感を集めれば炎上する。それ以外は相手にもされない。
この現実に怖さを感じた。
新聞はこれまで知識や教訓を伝えてきた。読者=市民の感情をあおらないように。
感情をあおられる人が増えると、社会に深刻な影響をもたらす。
米国では2021年、大統領選で敗れたトランプの支持者があおられて議会を襲撃。
日本でも兵庫県知事選では、SNSに真偽不明な情報が拡散され、問題となった。
ネットとどう付き合うか。
(感情の世界 負の側面も)
私たち書き手も、読み手も問われている。」



色彩学(色をめぐる114のレッスン)の講座課題を、A4ファイル2冊にまとめた。
プラス木炭で色グレード表も作った。
できぱきと課題ができる。
まるで学生時代にもだったようだ。
楽しい。
68歳はそろそろ”ぼける”ことを心配しだすけど、いろいろなことにチャレンジしていると、
ぼけている暇はない!という感じ。
ネットの世界は、感情が渦巻く、思ったよりドロドロとした空気。
はまってしまうと知らないうちに欲望に洗脳されて、
ロボットのように動かされてしまうのかも!?!