「脳と心のサロン 脳科学者 田中昌司
ファンタジーに身を委ねる(脳を健やかに保つ効果も)
夜の帳(とばり)が降りて心を休める時、私たちの意識はひそかに形を変え、見知らぬ景色を描き始めます。夢という名の脳内劇場では、時の矢はまっすぐには進まず、登場人物は唐突に姿を変え、街路はいつしか海へと流れ込む・・・。すべてが不自然でありながら、奇妙に納得させられる物語がそこでは繰り広げられます。現実では理性に抑え込まれている矛盾、飛躍が、夢や幻想の中ではごく自然な営みとして息づいています。考えてみれば、私たちが、‟現実”と呼んでいるもののほうが、むしろ特別に整えられた幻影なのかもしれません。外界の雑多な断片を脳が秩序だった物語に編み直したもの、それが現実の顔をした世界です。だとすれば、夢や幻想のほうがより真実に近い。内なる自分自身の声を聞くこと。脳を健やかに保つために、想像力を現実という枠から解き放つことも大切です。その自由な営みはストレスを和らげ感情を浄化し、心に安寧と癒しをもたらします。 」

春は心をファンタジーの世界に導きます。
帰りに通り過ぎようとした花屋で、ふと足を止めた。
カワイイ、ほんとに小さな水色の花が風に揺れていた。
忘れ名草だ。カワイイ!!
さくらと池袋サンシャインへ出かけた。
さくらはシールがお目当て。‟バーバたくさん買ってネ!!”
池袋サンシャインは、ギャル風、ゴスロリ風、女子高生風と、いろんなテイストのファンタジーにあふれていた。
へえ、こんな楽しいショッピングモールがあるんだあ!! 久しぶりに楽しんだ。
” そのスカート女の子にピッタリですよ!!こちらをどうぞ。特別に10%割引券です ”
すかさず、店員さんがその場で割引チケットをくれる。
‟ うちのじゃナイよ。バーバが選んでるの ”
さくらが話す。ちょっとぎょぎょ〜っとしたが、さすがのプロの販売員。‟ お似合いですよ〜!! おしゃれなおばあちゃま ” 
というわけで、春色の女子学生に変身しよう!!
脳を健やかにするために。