「くらし歳時記
     アオバズク    広田千悦子

山肌で蕾をつけていたヤマユリも開き、濃厚な香りを遠くまで放っています。種から花が咲くまで5〜7年もかかるそうですから、強い存在感は長く生きてきたものだけが放った気配なのかもしれません。
 日暮れ頃になると、ホッホとアオバズクの声が聞こえてきます。南の国から飛来する渡り鳥で、青葉に満ちる頃やってくるのがその名の由来。
アオバズクなどの鳥たちの声が、以前より私たちの耳に届かなくなった理由があります。
進化した窓の防音性や気密性の高さがその一つです。快適さや安全を手に入れた代わりに、いつの間にか聞こえなくなった風音や闇に響く鳥、虫たちの声。ガラスを隔てた向こう側に今も広がている季節の音は、意外と沢山あるのだと思います。
                          」
 ユメミロが死んだ。
一番若いももの鳥だった。ここ2〜3日弱っていたらっしく、”身体が冷たい!!”とももがティシュにくるんだりして心配していた。たしかに土、日、月と雨が降り寒かったから・・・
ほとんど一緒に暮らしている生き物は、長く生きているから、1年くらいで死んでしまうと、しかも一番最年少の生き物が亡くなるのは、心がえぐられるように痛くなる。
可愛がってあげなかったなァー、もっと何とかしてあげてればとか、自省の念がこみあげてくる。
ももも、泣きながらそう考えているに違いない。霊は家に7日間残るというから、成仏してほしい。
手を合わせて、お祈りをした。