「筆洗 
‟眠れる森の美女”と名付けられた減量方法が1976年代の米国にあったという。お腹がすかぬように強い鎮静剤を服用して眠り続ける方法ということから、危険極まりない、続ければ筋肉は衰え、薬物依存になってしまう。ダイエット、痩身術と聞くと人はまっとうな判断ができなくなるものらしい。大昔にはヒ素を使った方法や、サナダムシを体の中に取り入れるやり方もあったという。無謀さの歴史に新たなページを加えなければならない。2型糖尿病の薬。ダイエット利用への安全性や有効性は確認されていない。SNSを使った売買が広がっている。もちろん違法である。米国ではこの‟マンジャロ”の供給不足が起きている。運動と適切な食事。これを上回る安全で効果的な方法はあるまい。手っ取り早く体重を減らしたいのは分かるが、健康を失っては何にもなるまい。  」

リビングのテーブルに、ぽつんとちびた鉛筆があった。
‟あれ これだれの?”
‟とくしのかナあ” ママが答えた。
‟学校から課題がたくさん出て、今それに追われているの。あさって提出だから、今日明日で6〜8時間はかかるかナあ”
‟ふーん、とくし一人でできるのかナあ。バーバが教えようか”
‟いや、自分でやるから、バーバは大丈夫だよ” って、とくは話しているらしい。
‟そうか、じゃあバーバはとくしの鉛筆をカッターで削ってあげよう”
とくしのちびた鉛筆は2Bだった。多分私がだいぶ前に画材用のいい鉛筆を渡していたのをずーっと使い続けてたみたいだったから。
やっぱり、いい鉛筆は仕事がはかどるから!?!
よし、新たにB、2B、4Bを削って渡した。
労力はつけるためには、地道な努力が必要だ。
なんでも簡単にやってしまえば、副作用の心配に怯えることとなる。王道でいこう。