「大波 小波 薫くん 死す
絶対不動の青春文学は、夏目漱石 ‟三四郎”、サリンジャー ‟ライ麦畑でつかまえて”、村上春樹 ‟風の歌を聴け”、そして ‟赤ずきんちゃん気をつけて” だ。作者は過日逝去した庄司薫。同書は1969年冬の東京で、日曜の一日を鮮やかに切り取った小説。学生運動の激化により東京大学入学試験が中止となり、法学部受験を目の前にした日比谷高校3年生の ‟ぼく” こと ‟薫くん” は途方に暮れる。翌日は他大学の願書提出日だったが浪人の選択肢もある。悩みながらも‟薫くん”は大学へ行かない第三の道を決意する。同書は風俗現象を見事に描き、一人称 ‟ぼく” の姿がコミカル。いかに生きるべきかとの若者の苦悩は文学の永遠の課題だ。彼は借り物の思想や言葉ではなく自分で物の見方を考え、自分の行動を自分で律する価値基準を持とうとする。それは社会的善悪であるモラルとは別次元の、自己のみに通用する生き方のルールだ。ささやかな日常を大切にする理念であり、非日常が次々と起こる混乱の季節に流されず考え続けることへのメッセージが著者から伝わる。さて69年から50年余。‟薫くん” は ”日常の思想” をどう生きたのか。彼の再評価を望む。合掌。 (全共闘)  」

五月雨投稿のももが、‟山の学校” から帰ってきた。
大きなキャベツをおみやげに持ち返った桃。
食事、お風呂、親なしでの生活、すべてクリア!!
たくましく、ひとまわり大きくなった。
学校のルールの中で守られて、規制される日常には向かないが、自由に楽しむ生活は桃の得意だ。
だけど、実社会に出て行くとしたら、学校を卒業した先にあるのは、自分の考えと、自分の大切なものと、自分の生き方が道を開いていくことになる。
山の学校、海の学校も終わり、夏休みはこれからだ。