「大波小波 超高級老人ホーム、その現実
‟90歳のあとさき” で筒井康隆は高級老人ホームに入っていることを明かした。副題は‟老耄美食日記” で、ホームの食事がかなり充実していることは分かるが、どういう施設か具体的なことは書かれていないのが物足りなかった。一方、平野悠の ‟超高級老人ホームに入ってみた” 集英社新書は、この種の施設の実際のことを細かに明かしていて、じつに面白い。音楽とトークを中心とするサブカルチャー仕掛け人、ライブハウス ‟ロフト” を創業した人物。平野はその会長を退き、友だちに死なれ、‟やすらぎの郷”を求め、77歳で妻と別居して、千葉、鴨川の超高級老人ホームに入って暮らした。高台に立つ海を見下ろす22階のタワーマンションで、豪華施設は高級ホテル並み。平均寿命を90歳として、それまでの入居金6千万円を前払いした。申し分ない安楽な生活に、いかなる結末が? なかなか思うようにはいかないものだ。 (ああ無情) 」
ローズがもどってきた。
宝塚を引退して、結婚、お店の蕎麦屋をきりもりしていたが、ご主人は自宅のマンション棟を管理していて、何不自由ない生活。年齢もあって、蕎麦屋も手放し、娘も優秀なドクターで、息子もビジネスマン。そんな彼女は、私のバレエ友だった。
何かの理由で辞めて、3年くらいたっていた。
‟ また、バレエ始めますー。よろしく社長 ” おいしいゼリーの詰め合わせを持参して颯爽と現れた。
少しぼっちゃりとして見えたけど、バーレッスンで、息が荒くなっている。
‟ お水飲んで!! 休み休み動きましょう ”
しゃきっと見えるローズも、私と年齢はそんなに変わらない。
だけど休んじゃうと、体力って落ちるんだナあ、と感じた。
からだは正直だ。少し負荷をかけて、動かしていないと、すぐ衰えが始まる。
豪華ホテルのような超高級老人ホーム。
一カ月に一回くらいは、楽しめるだろうけど。
それが毎日だと・・・ どうなんだろう。
‟90歳のあとさき” で筒井康隆は高級老人ホームに入っていることを明かした。副題は‟老耄美食日記” で、ホームの食事がかなり充実していることは分かるが、どういう施設か具体的なことは書かれていないのが物足りなかった。一方、平野悠の ‟超高級老人ホームに入ってみた” 集英社新書は、この種の施設の実際のことを細かに明かしていて、じつに面白い。音楽とトークを中心とするサブカルチャー仕掛け人、ライブハウス ‟ロフト” を創業した人物。平野はその会長を退き、友だちに死なれ、‟やすらぎの郷”を求め、77歳で妻と別居して、千葉、鴨川の超高級老人ホームに入って暮らした。高台に立つ海を見下ろす22階のタワーマンションで、豪華施設は高級ホテル並み。平均寿命を90歳として、それまでの入居金6千万円を前払いした。申し分ない安楽な生活に、いかなる結末が? なかなか思うようにはいかないものだ。 (ああ無情) 」
ローズがもどってきた。
宝塚を引退して、結婚、お店の蕎麦屋をきりもりしていたが、ご主人は自宅のマンション棟を管理していて、何不自由ない生活。年齢もあって、蕎麦屋も手放し、娘も優秀なドクターで、息子もビジネスマン。そんな彼女は、私のバレエ友だった。
何かの理由で辞めて、3年くらいたっていた。
‟ また、バレエ始めますー。よろしく社長 ” おいしいゼリーの詰め合わせを持参して颯爽と現れた。
少しぼっちゃりとして見えたけど、バーレッスンで、息が荒くなっている。
‟ お水飲んで!! 休み休み動きましょう ”
しゃきっと見えるローズも、私と年齢はそんなに変わらない。
だけど休んじゃうと、体力って落ちるんだナあ、と感じた。
からだは正直だ。少し負荷をかけて、動かしていないと、すぐ衰えが始まる。
豪華ホテルのような超高級老人ホーム。
一カ月に一回くらいは、楽しめるだろうけど。
それが毎日だと・・・ どうなんだろう。
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