「大波小波  愛おしい動物短編集
ドリアン助川 ‟動物哲学物語ナイス実存” 集英社インターナショナルは、読み終えたくないと感じるほど愛おしい物語が連なる短編集。主人公の動物たちは、それぞれが本来の習性に従って生きている。がときにそこから免脱する。そして、深く思考し、自分なりの哲学を見つけていく。私たち人間に鋭くも本質的な示唆を与えてくれる。地球環境悪化の危うさ、人間のエゴが浮き彫りにされる。‟ナイス実存” は、タスマニアのみに棲息するタスマニアデビル。動物の死肉を食べ、見た目が悪魔のようなので、評判は良くない。だが自分ではかわいいと思っている。ここに、どの側面でものを見るかで価値感は変わること、ことにルッキズムというのは、権力があったり、多数派であったりする側によって決められる、ということが示される。人間社会のメタファーだ。生きていることが、実存することが素晴らしい。ナイスであることをドリアン助川は、あたたかな眼差しで描いている。(銀杏並木の木陰を求めて) 」

‟バーバ、外を千君と散歩したら、すっごく気持ちよかったから、私たちこれおから銭湯にはいってくるね”
‟遅くならないように、おやすみー”
秋の夜長、とく、もも、さくらとママは、夏休みの自由な夜を楽しんでいる。
私はこれから、どんな夢を見れるのかと、やすらかに、一人の家の静けさを楽しむ。
久しぶりに、バレエのレッスンが始まった。トウシューズをはけるかナあ!? と心配だったけど、大丈夫だった。
疲れが出たので、おかげでストーンと眠りについた。
それぞれの秋の夜。‟どの側面からものを見るかで価値感は変わる”
秋の夜を、いろんなことをして、眠らないで楽しむ。
一人しずかに、意識から逃れて、夢の世界をただよう。
見え方、過ごし方に、七色の角度を与えてみよう。