「銀座より道 まわり道 山口正介
子どもの頃、銀座といえば洋食の街だった、と書いて、それが70年か60年前だったことに驚いている。当時はビストロなどと言わず、単に洋食屋と言っていた。その頃の洋食とは、まずテーブルマナーを学ぶところだっただろうか。なにしろ、家庭ではほとんどが和食だし、外食も寿司か蕎麦、あるいは鰻の蒲焼、といったところだろうか。ナイフ、フォークを使う機会など、滅多にないという状況だった。そこで恥をかかないように、親に連れられて洋食屋に出向き、西洋料理の食べ方を教えられるのだった。マナーといっても、音をたててはいけないとか、並んだナイフ、フォークは外側から使うとか、最初はポタージュ、コンソメスープを、スプーンで前から向こうに掬う。ここは銀座一丁目。‟ 挽きたて合せて / 古き良き味 / 今に伝える / ハンブルグステーキ ” という手書きの看板を見つけて懐かしくなった。ハンバーグをこの店ではハンブルグステーキと呼ぶ。‟つばめグリル”のメニューは昔の洋食屋さんとは一線を画して新しい。 」

そういえば、週に1回銀座に行きだして4年目。
小学館のお絵かき教室で、スケッチ大会に出る。
1回目、山の手のレトロな電話ボックスを描いた。次に上野公園、それから3回目はい忙しくて辞退したところ雨で流れたらしい。2026年今年は、申し込んだ。横浜の海が見える公園だ。
考えると、すでに4年がたっていたんだ。それでもスケッチ大会に出ているから、作品が残っている。
もしか、何もやっていなかったら、4年という年月は、ただあっという間に通り過ぎていて、何の痕跡も残っていなかったんだろうナあ・・・。
と、考えると、恐ろしくなってきた。
思えば、今年も、あと3か月をあますところになった。
なにか、自分の意志で行動をし、目標を持って人生を取り組まないと、時間は大河の流れのごとく海に消えていってしまうだろう。