台風15号の強風で市原市五井のゴルフ練習場の鉄柱が倒壊し、住宅を押しつぶした事故で、本格的な鉄柱の撤去工事が28日から始まった。東京都江戸川区の解体業「フジムラ」の作業員約30人がクレーン車で鉄柱をつり上げて固定し切断する作業にあたり、見守った住人は「待ちに待っていた。元の生活に向けての第一歩」と安どの表情を浮かべていた。

 工事は午前9時半ごろから始まり、斜めに倒れかかっていた鉄柱を練習場敷地内に引き込み、手前の鉄柱を切断して撤去した。

 フジムラによると、15日から準備工事を始め、10日後には電柱やフェンスを撤去。練習場内を通り住民の車が動かせるようになった。計13本の鉄柱を撤去する計画で、今週中に住宅に直撃した鉄柱に着手するという。12月中旬をめどに完了する見込み。

 担当者は「切断が思ったよりも早く進んでいる」と工事の進ちょく状況を説明。工事に立ち会った練習場の経営者の女性は「ずっと申し訳なく苦しかった。日にちはかかったが、(工事が)始まって良かった」と話した。

 20代の娘が鉄柱の直撃でけがをした男性(53)は、自身も体調を崩し痩せたという。「過去に鉄柱が倒れた他の練習場に聞いたが、内側に倒れるようにつくっていたという。練習場のこうした配慮がなく、時間もかかった気もするが、工事開始には安心した」と複雑な心境を吐露した。

 今も自宅に住み毎日工事を眺めているという男性(55)は「工事が始まって良かったの一言に尽きる。補償などの話は時間がかかるとは思うが、みんなが元の生活に戻れるのが一番の望み」と話した。

この記事が役立ったと思った方は読者登録をお願いします。Twitterもしているのでフォローをお願いします。

◼️関連記事

災害時に役立つ 自衛隊防災Book

浸水した家の片付けには感染症対策を

楽天トラベル 千葉復旧応援クーポン発行