メガネ屋の妻です。
報告が遅くなりましたが
夫は2017年5月25日に永眠致しました。
1番お伝えしたく無かったお知らせなので、更新しようかどうしようか迷いましたし、
最後を思い出すとどうしても手が止まってしまって...
そして、お店の手続きなどで忙しくしていて気づけば4ケ月が経っていました。
夫は "特に変化も無いし、
体調良いなら書く気になるけどな〜" と、後半はブログを書くのを面倒臭がっていました。
なので、最後のブログで "何事もなく..."なんて書いていましたが、
怖くて怖くてたまらなかったのだと思います。
私から見るととても辛そうでした。
今年になって、まともに食事が摂れなかったですね。
食べられなくなるんですね。
目の前に食べる物沢山あるのに
"お腹空いた〜〜" と言っていたのが
本当に、本当に、可哀想でたまりませんでした。
夫は "俺はありがとうと言えない育てられ方をしたから、言わないからね" と、昔から言っていましたが (どんな育てられ方?)
病気になってから気づけば "Thank you Thank you" と、なぜか2回言うようになっていました。
照れ屋だったからね
確かにありがとうは言っていないしね
でもちゃんと伝わっていたよ
気が利かない私にイライラする事が多かっただろうな
よく怒られた〜
でも、体調が悪い時に三朝温泉まで行ったり、いろんな所に二人で行ったり、嫌なウォーキングをしたり、それもこれもきっと私の為に頑張ってやってくれたんだろうな (違うし!と言われそう)
優しさをストレートに出さないひとだったから...
そうする事があの人の精一杯の優しさだったんだね
遅いけど、今になってそう思えるようになりました。
とても残念な結果となりましたが、自分で決めた治療法で5年間闘って来たので、きっと後悔は無いと思っています。
いや、後悔が無いなんて事は無いですけどね...
家族が病気になると、色んな事が変わってくるけれど、良い事や教わる事も本当に沢山ありました。
こんなに早く亡くなるなんて思ってもいなかったけど
病気がわかって、5年間という時間を与えてもらって、本当に良かったと思っています。
これで、このブログは最後となります。
皆様、長い間ブログを読んで下さり
本当にありがとうございました。
渡邊 陽子
アメブロ (koro56)
コメント
コメント一覧 (2)
ありがとうございます
長い間放置していた夫のブログ、いつか区切りをつけなくてはと思っていました
先日シマ友さん達とお会いする機会があり、
その方達が患者会に行った時に、”メガネ屋さんのブログ、どうするのかな?”
と、運営されてる方がおっしゃっていたと聞きました。
いいきっかけになりましたね。
文章を打ちながら、涙が溢れて止まりませんでした。
長い時間かかりましたね
そして、サリーさんからのメールを読んで、また涙...
お店もいつまで出来るかわかりませんが、
続けると決めたからには一日でも長くやっていきたいと思っています
夫婦にしかわからない事
夫は自分を信じていたので、私の言う事はほとんど聞いてくれませんでしたね
もしも夫が、優し過ぎる人だったら毎日泣いて暮らしていたかも
厳しかったから今は少しだけのんびりと過ごしています
そう思える事も夫の計算の内なのかな?と、良いように良いように考えています
いろんな事が有りましたが
今はいい人に変身しています 😎
一方的にブログをUPしたので、こうやって読んでくださった方がいるというのは
とっても嬉しいですね
サリーさん、今まで見守って頂き本当にありがとうございました。
サリーさんや他の闘病者の方々に、感謝すると共に
みなさんには一日でも長く生きて欲しいと心から願っています。
サリーさんも無理をせず、お身体ご自愛くださいませ。
そしていつかお店に来て下さいね
お待ちしています。
PCに来たメールには返信したのですが、こちらのブログのコメントに気付かず
そして、私のスマホではコメントが読めなくて??
なんだかシステムがよくわかっていなくてすみません。
いつも、さらりと風のようにブログに闘病の様子を記されていました。
あまり深刻なことは書かれていなかったので、ずっと良い方向に進むと信じていました。
最後まで果敢に病と闘っていたメガネ屋さんのことを私たちは忘れませんよ。
そして、今後は悲しい思いをする方がこれ以上出てこないように、新しい治療を患者がなるべく早くできるように取り組みを進めて行かなければならないと思います。
それが残された私たちにできることかと思います。
辛い闘病も、家族の支えが重要です。きっとメガネ屋さんは言葉では伝えられないぐらい奥様に感謝されていると思います。
そして、闘病を通じて、夫婦の絆を深められたのではと思います。
お互い理解しあっている素敵なご夫婦ですね。
最後のブログを綴る奥様もお辛かったと思います。
最後にメガネ屋さんに敬意を込めてこの言葉をお伝えしたいと思います。
メガネ屋さん、お疲れ様でした。慎んでご冥福をお祈りいたします。
奥様の最後のブログに対して、何か言葉を残さずにいられず、僭越ながらコメントさせて頂きました。
思い出話を語ることも、メガネ屋さんにとって良い供養だと思っています。
奥様もお店のことなど大変だったことでしょう。奥様もお疲れでませんように。
お店はメガネ屋さんの生きる希望だったと思います。
これからも奥様が無理のないよう守っていってくださいね。
いつかお店でメガネ選んでいただきたいな・・・と思います。
メガネ屋さんが闘病しながらも守り続けていらっしゃったお店に是非訪問してみたいです。