カウンセリングをしていると、クライアントさんの涙に触れる。
みんな苦しい気持ちや経験を抱えて
一人で必死に生きている。
その姿に胸を打たれ共感し、受容することが私の仕事。
ただそばにいることだけしかできないけれども、
それでも人は人によって救われることがある。
やっぱり人間は、一人では生きていけない。
物理的なものではなく、精神的に支えられ、支えている実感が
どうしたって必要なもの。
家族がいても孤独を抱えて生きている人もいれば
一人でも支えられている実感を持てる人もいる。
自分の中の本当のさみしさは、抱えているだけではなかなかわからない。
そんなクライアントさんが勇気を持ち、
私の心の扉をノックしてくれた瞬間、お互い癒され助け合える。
どんなことでもいいし、悩みなんてなくてもいい。
ただ一人でさみしい時に話ができる相手で私はありたい。