みなさんも、今までの人生の中で、「過渡期」や「転機」を迎えられたご経験があると思います。キャリア理論の中では「トランジション」と言っています。トランジションについてもいろんな理論家がいらっしゃるのですが、その中でも私が一番共感できるのがシュロスバーグ先生の理論です。※著書「選職社会」転機を活かせ―自己分析手法と転機成功事例33

どんな理論か、かいつまんでお話すると、シュロスバーグは人生を「誰にでも起きること」と「起きてほしいのに起きなかったこと」とに分けています。「イベント」と「ノンイベント」といいます。
例)イベント:就職、結婚、転職、離婚など、ノンイベント:結婚すると思っていたけどできなかった、子供ができなかった、昇進できなかった・・・など。

実際、30歳までに結婚したかったが相手が見つからなかったとか(←これは、私のこと(笑))、35歳で課長になる予定が会社が倒産したとか、ノンイベントに左右されることも多いですしね。イベントでいうと、夫の転勤で引っ越さなければならないので、退職を余儀なくされるとか、いろんな転機があったり、予想外の人生になったりしますよね。そんな過渡期のことをトランジションと、シュロスバーグは定義しています。

そしてトランジションの対処法についても述べていますが、4-Sトランジションモデルを提唱しています。Situation(状況)、Self(自己)、supports(支援)、strategies(戦略)の4つのSで4-Sを指しています。

対処法の1つ目のステップは、この4-Sについて検討することからはじめます。なぜ、このような状況になっているのか、ライフバランスはどう考えているのか、周囲の方からどんな人だと思われているのか、今後のために何かを実行しているか?など、それぞれについて検討することから始めます。
対処法の2つ目のステップは、4-Sを検討した上で、行動に移すことを開始していくことです。

キャリアカウンセリングの中でもこの4-Sモデルを活用して、クライアントとともに現在クライアントが置かれている状況を把握したり、今までどんなトランジションを乗り越えてきたのか、どうやって乗り越えてきたのかなどを把握しながら、次の行動に移すことを支援したりもします。

クランボルツ先生の「計画された偶発性」と合わせて、シュロスバーグの4-Sトランジション・モデルは、私のカウンセリングの中でも活用していきたい理論の1つです。

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