2015年07月23日

真の政治家は

茅ヶ崎方式英語会のC2のテキストUNIT13の用例に

A statesman will carry out his policy with determination even if it is not popular with the general public.

「真の政治家は彼の政策がたとえ民衆に不評であっても決意をもってその政策を遂行する。」


というのがある。

先週のクラスでやったのだが、皆さんが暗記してきたのを聞いていた時、なにか引っかかっていた。
毎年同じところをやるのだが、いつもは「なるほど、そうだなあ」と思っているのだが、今年に限って、なにか気になっていた。

それに気が付いた。

現在の日本の首相、安倍さんは、自分のことをこの例文のように考えているのではないか、と思ったのだ。

「国民の理解がすすんでいない」にも関わらず安保法案を強行採決した。 

「人気取りで政治をやっているわけではない」とも言っていた。

つまり安倍さんは、「自分がやろうとしていること(安保法案の成立)が国民には理解できないたへんなことだが将来の日本にとってためになることだ」と本気で思っているのかもしれないと思ったのだ。 だから、自分が国民の皆様には現在大変人気がなくて、つらいけれども、将来の日本国民の皆様のことを思えば、今、支持率が低下して自分が悪者になってでも、安保法案を成立させなければならない。

と、使命感に燃えているのではないだろうか?

安倍さんは自分のことを「真の政治家」だと思っているのかもしれない。 こんな狂気じみた人間のために国家が振り回されていいのだろうか? 私の周りには、安倍さんに賛成の人は一人も見当たらないし(少なくとも表明している人はいない)、デモに参加している人もいるくらいなのだが、それでも安倍さんが好き勝手なことができるというのは、やはり安倍さんに賛成の人が圧倒的に多くて、いま賛成をおおらかに唱えると分が悪いから鳴りを潜めているだけなのかもしれない。 そういう人は「戦争が好きな人」であったり、「戦争をすると儲かる人」なんだろう。 少なくとも今の自民党はそういう人が集まっているのだろう。



さて、用例ですが、
statesman を「真の政治家」と訳しているのは面白いと思う。

これはもともと、state's manだったと考えられる。
 state(国)の所有格≪’s≫の≪’≫が省略されて一語になったので、statesmanとなる。
よく真ん中のsを抜かす人が多いのでそのように説明すると忘れない。






megumitoshimori at 15:18│Comments(0) 英語の単語など 

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