令和5年度目黒区特定健診・がん検診のお知らせ
令和5年6月1日より目黒区の健診・検診が始まりました。
【特定健診】
基本健診で血液・尿検査、心電図、胸部X線検査など
【がん検診・その他】
- 大腸癌検診:便潜血反応
- 肺癌検診:胸部X線検査(2方向の撮影)
- 胃リスク検査:胃の中のピロリ菌の有無、胃粘膜の萎縮の程度を血液で見る検査
- 肝炎ウィルス検診:B型・C型ウィルス性肝炎に罹っているか調べる検査
が目黒区から受診券が届いた方は無料で受けられます。
午前中は11:00AMまで、午後は5:00PMまでに来院下さい。
11:30AM、5:00PM以降は発熱している患者さんの診察時間になります。
同時に胃内視鏡検診(申し込み制)を受けることもできます。
令和5年度胃内視鏡検診が始まります。
目黒区在住で50歳以上の方が1年おきに受けられます。ですから令和4年の3月以前にこの検診を受けた方は今年度受診できます。この3年間、コロナ禍で検診を受けなかったために発見が遅れてしまった方も残念ながらいらっしゃいます。是非、今年は胃内視鏡検診をお受けください。
以下の番号に電話して、「胃内視鏡検診を希望」と伝えれば、すぐに受診券が送られてきます。あとは当院に電話してご希望の日にちをご予約下さい。
目黒区健康推進課
03-5722-9589
受診される方へのお願い
- 咳・発熱・倦怠感などの症状がある場合は、直接来院せずにまず電話でご連絡下さい。
TEL:03-3712-2222
電話でもお伝えしますが、来院は午前11時30分以降、午後5時以降にして下さい。
それ以外の時間に直接来院された場合は、院内の状況によっては診察できないこともあります。
来院されたら、玄関扉右にあるインターフォンを押して、その場でお待ちください。 - 当院では新型コロナウィルスのPCR検査はできません。
- いつもの診察をお受けになる方は、午前11時、午後5時までにお越しください。
便秘
市販の便秘薬の殆どは腸の蠕動運動を刺激して排便を促すので、飲むとお腹が痛くなることも多く、また段々効果が薄れていくために飲む量が増えていく傾向にあります。何十年も飲み続けると大腸が空気の抜けた風船のように弾力性を失い、腸内に大量の便が有りながら少しづつしか排便できないとても困った状態になります。
中年以降では便秘に大腸癌が隠れている場合もありますので、一度は大腸内視鏡検査を受けられることをお勧めします。新聞などで便秘について述べられている先生の中には全く大腸検査などしていない方も残念ながらいます。ちょっと困ったものですね。
苦しくない胃カメラを受けましょう
胃内視鏡検査(胃カメラ)はつらい検査であると、皆さん思われていませんか? 全く何でもない楽な検査とは言いませんが、例えば10年前に比べればかなり楽になりました。
胃内視鏡検査を殆ど何も感じないで受ける方法として「麻酔を使って眠って検査を受ける」があります。これは正確には、鎮静剤でボーッとした状態(鎮静下)で検査するものです。楽そうに聞こえますが、実は結構大変。鎮静剤は標準的な量では十分に効かない人も多いし、中には興奮状態になってしまう場合もあります。そのため、標準的な量より多めに使ったり、最近では本来手術用に使う強力な薬剤を使う施設もあります。それでも、効果不十分ならば押さえつけて検査する、でも患者さんは記憶が無いから楽だったと思ってしまう。これは大変危険です。また多量の薬剤を使ったり、手術用麻酔剤を使うのも勿論危険。ご高齢の方では心臓の動きが低下することもあります。10年くらい前は私も鎮静剤を使っていたので怖い思いも何度かしました。
で、鼻からの内視鏡。これはそのような危険なく、それ程つらくなく検査ができます。でも、検査する医師が上手でなければ痛い。痛くない検査のコツは、まず左右の鼻を見て、広い方からゆっくりと周囲の壁(の様の見える粘膜)に触れないように喉の奥までファイバースコープを進め、食道の入り口まで来たら、右方向にゆっくり滑らすようにファイバーを動かすと自然に食道に入ります。そうすれば、もうこちらのもの。辛いところは過ぎました。
こう書くと簡単そうですが、微妙な抵抗感は口では表現できず手の感覚で覚えるものです。いくら本を読んでも習得できません。だから、この秘密を書いても大丈夫なのです。
皆さんはこれを読まれてもまだ疑問はあるでしょう。どうか、こちらに疑問をお聞きください。検査を十分に理解して受けて頂くことが最も大切です。無理やり押さえつけての検査なんてとんでもありません。
特定健診・がん検診
6月1日から以下の特定健診・がん検診が始まります。
・大腸:希望者全員が受けられる便潜血検査です。
・肺:今年から希望者全員が受けられます。
・肝炎ウイルス:受診券に印がついている方が対象です。
・胃リスク検査:受診券に印がついている方が対象です。
→血液検査で胃の中にピロリ菌がいるか、胃粘膜の萎縮があるかを判定します。
また、胃カメラによる胃がん検診も当院で受けられますので、ご相談ください。
・胃がん内視鏡検診(詳しくはこちら)
最新の内視鏡(胃カメラ)を導入しました
平成29年度の目黒区胃がん内視鏡検診は平成30年3月末日をもって終了いたしました。当院には300名近い受診者がいらっしゃいました。ご信頼を頂き、改めてお礼申し上げます。当院はもとより、目黒区全体で大きな問題なく検診が終了しましたことをご報告申し上げます。
平成30年度の胃がん内視鏡検診は4月から申し込み、5月から検診が始まります。昨年度受診されていない方は是非お受けください。詳しくは「内視鏡(胃カメラ)による胃がん検診を行っています」をご覧下さい。
また、当院ではこの4月から新しい内視鏡(胃カメラ)機器を導入致しました。オリンパス光学工業社製の290シリーズで、現在最も高性能な最高機種です。より一層精度の高い検査をいたします。
内視鏡(胃カメラ)による胃がん検診を行っています
平成30年5月から、目黒区では内視鏡による胃がん検診が始まりました。
お陰様で順調に進んでおり、検査を希望される方の人数は当初の予測を大きく超えています。当院では皆様から高い信頼を頂き、区内で最も受診者数が多くなっております。
私は医師会を代表してこの内視鏡検診を立ち上げに尽力しましたので、この検診に大変思い入れがあり、検査の質・精度は最高のものを目指しております。嬉しい悲鳴を上げることなく、皆様の信頼にお応えします。
検査ご希望の方は
- 目黒区健康推進課 TEL:03‐5722‐9589または03‐5722‐9423へお電話で受診券を請求して下さい。
- 受診券がお手元へ届いたら、当院TEL:03‐3712‐2222で予約して下さい。
内視鏡による胃がん検診が受けられます
平成29年5月から30年3月末日まで(以後、毎年同時期に実施)、目黒区で内視鏡による胃がん検診が受けられます。
- 目黒区在住で50歳以上の方
- 2年に1回、内視鏡による胃がん検診かバリウムによる検査がご自分で選んで受信できます。
- 区役所健康推進課
TEL: 03-5722-9589・9423
にお電話で申し込みください。 - 当院で検査希望の方は当院へお電話で予約できます。
TEL: 03-3712-2222
>> さらに詳しく [目黒区で胃がん内視鏡検診が始まります]
目黒区主催の健康大学教養講座で講演いたしました
去る平成29年5月17日、当院院長の渡邊英章が平成29年度第1回目黒区健康大学教養講座で胃がんをテーマに「古くて新しい病気胃がんで死なないために」というタイトルで講演いたしました。多くの方に来て頂きましてありがとうございました。お陰様で好評のうちに終了いたしました。ここらから御礼申し上げます。