ピロリ再除菌

ピロリ菌退治が不成功だったら？━ピロリ菌再除菌治療が健康保険の適応になりました

ピロリ菌は胃潰瘍・十二指腸潰瘍や胃炎、さらには胃癌の原因にもなる事がはっきりしてきました。そのピロリ菌の退治（除菌）が保険診療で認められてから、約7年経ちました。決められた3種類の薬1週間飲むのですが、この治療でピロリ菌が消滅するのは残念ながら100％ではありません。大体、60〜70％の成功率だとされています。つまり、薬を飲んでも3割から4割の方はピロリ菌が消えないのです。
その場合はどうしたら良いのでしょうか？

再び同じ薬を飲んでも、効果はありません。別な薬を（3種類）1週間飲むと、現在のところほぼ100％ピロリ菌が消滅します（二次除菌あるいは再除菌といいます）。当院でもこの方法によって、100％ 再除菌に成功しています。この方法は保険診療で認められていませんでしたが、今年（平成19年）8月下旬より、健康保険でこの治療を行う事が可能となりました。

ピロリ菌退治に失敗してあきらめていた方には朗報です。