2014年01月
2014年01月15日
食道癌治療について思うこと
やしきたかじん氏の逝去が報道されました。ご冥福をお祈りいたします。
その報道の中で、食道癌治療に携わっていた者として気になる部分がありました。氏は早期食道癌の内視鏡的治療後数年で亡くなられたわけですが、内視鏡的治療が可能な程の進行程度であったならば、殆ど完治だったはずです。内視鏡を用いた治療は患者さんの負担が小さく魅力的ですが、一方内視鏡で切除してみたら、想定していたよりも癌が進行していて、手術が必要になる場合もあります。やしき氏の場合はその辺がどうだったのでしょうか?
最近、患者さんの負担が少ない治療法がいろいろ開発されて、注目と期待を集めています。しかし、病気、特に癌の治療においてもっとも重要なのは言うまでもなく、きちんとした治療を行うこと、言い換えれば「癌をきちんと取り除くこと」です。これは主たる部分だけでなく、転移した(している可能性のある)リンパ節も全て取り除くことです。
患者さんの負担の少ない治療の開発は重要ですが、きちんとした治療ができるかどうかがポイントです。医療を行う側は当然ですが、受けられる患者さんも正しい判断の上で選択してください。そのためのアドヴァイスは勿論、必要ならばきちんとした医療機関、医師を紹介いたします。
その報道の中で、食道癌治療に携わっていた者として気になる部分がありました。氏は早期食道癌の内視鏡的治療後数年で亡くなられたわけですが、内視鏡的治療が可能な程の進行程度であったならば、殆ど完治だったはずです。内視鏡を用いた治療は患者さんの負担が小さく魅力的ですが、一方内視鏡で切除してみたら、想定していたよりも癌が進行していて、手術が必要になる場合もあります。やしき氏の場合はその辺がどうだったのでしょうか?
最近、患者さんの負担が少ない治療法がいろいろ開発されて、注目と期待を集めています。しかし、病気、特に癌の治療においてもっとも重要なのは言うまでもなく、きちんとした治療を行うこと、言い換えれば「癌をきちんと取り除くこと」です。これは主たる部分だけでなく、転移した(している可能性のある)リンパ節も全て取り除くことです。
患者さんの負担の少ない治療の開発は重要ですが、きちんとした治療ができるかどうかがポイントです。医療を行う側は当然ですが、受けられる患者さんも正しい判断の上で選択してください。そのためのアドヴァイスは勿論、必要ならばきちんとした医療機関、医師を紹介いたします。