January 31, 2005

ケミカル・チョコ

北京ニーハオにやってくる生徒さんは、旅行好きが多い。
そのため、お土産にお菓子をいただくこともしょっちゅうだ。

先日も親子でレッスンを受講されている生徒さんが2人で上海に行ってきたとかで、チョコレートをくださった。
上海の象徴ともいえる東方明朱電視塔をかたどった、いかにもお土産用に売ってそうなチョコレートだ。
上海の高層ビルの写真が載ったパッケージに[East Peari TV Tower]と書かれているが、きっと[East Pearl TV Tower]と書きたかったのだろう。さすが中国。

生徒さんが帰ったあと、スタッフで食べてみることになった。



皆、黙々と食べていた。
私も何も言わなかった。とりあえず貰ったものなので全部食べた。

2分ぐらい経過した頃、誰かが「・・・あんまり・・・。」と呟いた。
見るとスタッフの一人は半分程食べかけて手がとまっている。横にいる中国人の先生も同じだった。
気温・湿度等あらゆるものに五感が敏感なもう一人のスタッフは、一口食べかけてその口の中のかけらをどうしようか困っているところだった。

チョコレートは、とてもまずかった。

彼らの反応に私も安心し、「ですよね。」と言った。そして口直しに4人分お茶をいれた。
「なんか、変な味しますよね。」「においも…。」「科学的な。」「海外のチョコレートは大抵あんまり美味しくないけど、これは・・。」「中国人の味覚には合うんですか?」「いや、中国には元々お土産に食べ物を贈る習慣はないんですよ。だからわざわざ外国人向けにつくってあるんですけど…中国人は食べないです。あんまりこういうお土産はおいしくないですね。」「なるほど。ですよね。」「どうしようこれ…。」「あっ野中さん全部食べてる。」「いや、貰い物だし…一応。」

そのチョコレートは「ケミカル・チョコ(ケミチョコ)」と呼ばれ、それ以降誰も手をつけずに3日間が経過した。

今日、昼から北京ニーハオに来てスタッフの一人と簡単な掃除をしていると、何か黒いゴムのようなものが床に張り付いているのに気が付いた。
何かはわからないがベタベタしており、水拭きしても全くとれない。

そのときふと、私の頭にひらめくものがあった。
「餅永さん(仮名)、ゴムとかガムとかって、たしか何かと一緒に食べたら溶けますよね?」
「チョコレート?」

まさにおあつらえ向きのものが、そこにあるではないか。
で、半分冗談のつもりで上海チョコを床の黒い部分にこすりつけてみた。

・・・・・・・むちゃくちゃとれる!!!!!?

まさにケミカル・チョコ。アメリカのテレビショッピング並のおどろき効果であった。
チョコを握ってどんどん床にこすりつけていくと、もはやそれが食べ物だとは全く思えない。どう見ても、石鹸。
おいしくないので、もったいないという気も起こらなかった。

そのあと、溶かして日本のチョコと比較してみると、ケミチョコは粘りが少なく固まるのがやたらと早いということがわかった。また、溶けたとき若干ざらざらしていた。

このチョコレートがどんな物質で構成されているのかはわからない。
しかし、とりあえず「不好吃」(おいしくない)よりも「難吃」(食えたもんじゃない)の表現のほうが適切だという結論に私たちは至った。


mei_shu124 at 01:27│Comments(2)TrackBack(0)

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この記事へのコメント

1. Posted by attsun   February 01, 2005 01:19
確かに・・ガムとかって、チョコと一緒に食べちゃうと、溶けるんですよねw
でも・・・実践した人がいたとは。。。
さすがみきべさんだわん☆
2. Posted by 吉日   February 01, 2005 02:15
私は一緒に食べたことはないんだけど、伊藤家の食卓かなんかでやってたんだよね。
いや、あんなにまずいチョコレートじゃなきゃやんないよ?
私は食べ物は大事にするほうなので・・・。
でもこの時の思いつきは、我ながらナイスでした。

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