終わり〜

思ってたより短かった。

中身は面白かったと思う。

 

では、続きから感想とか。

いつも通り私の主観で書いていますので、その点ご了承願います。

 

※ネタバレ注意

 

 

総プレイ時間20時間少々。

普通の作品基準からすると短いね。

ルートは一本道。

分岐は無し。

Ep.BigininGのあとでEp.BABYLON。

前者がプロローグで後者が本編みたいな感じ。

本編終了後にシャーロットと舞のエピソードが追加。

えっちシーン1個を含むショートストーリー。

しかし、両方夢オチというのはどうかとw

無いよりはマシですが。

特典パッチで冬華のえっちシーンも追加。

 

ストーリーはアクション映画テイスト全開な雰囲気。

登場する人物や組織はそうそうたる顔ぶれ。

各国の諜報機関にテロリスト、カルト集団、CIAエージェント、元KGB、謎の暗殺者、民間軍事会社、イギリス海軍少将に日本首相、イギリス女王等々。

もうなんでもアリですねw

舞台は近未来の横浜。

地名や施設なんかは現実に存在するものを使っているみたい。

横浜詳しくないから違うかもしれないけど。

 

多数の人物や組織が入り乱れてのかなり大がかりなストーリー構成になっているので、分岐や個別ルートが無いのは仕方ないと思います。

思いますが・・・

やっぱりちょっと納得行かんw

 

 

そういうわけで、この作品の正ヒロインは雫。他はサブキャラみたいなもん。

雫に関しては、最初は主人公に依存しているような状態でしたが、お話が進むにつれて内面的に段々と強くなっていくというのが見どころでしょうか。

アクションシーンでは基本的に戦力外ですが、最終盤の場面なんかは見せ場ですね。

 

個人的には美奈がお気に入り。

このコがメインヒロインやろ!(と思っていました)

テキストウインドウの名前表示が、最初はミーナ。

本性をあらわしてからは美奈表示。

小倉結衣のボイスがドンピシャだと思います。

完全ワルモードの演技とかお見事。

 

Ep.BigininG終盤でまさかの敵役設定登場。

ペラペラと連続殺人事件の真相を語ったのち、確保されてブタ箱行き。ストーリー本筋から退場。

Ep.BABYLON終盤で沖田の計略により脱出。

以降の振る舞いが小物っぽいw

で、最後は主人公を庇って撃たれ重傷→死亡。

ちょっと扱いひどくない?

まあ、お腹から血を流しているサンプルCGが公開されていたのでイヤな予感はしていました。

 

主人公が超人すぎる。

ストーリー前半では、記憶を失っていても体に刻み込まれた技能と知識で次々に襲ってくる敵を退ける。

自分(と美奈)以外は全て疑ってかかり、なんとしても生き延びて記憶を取り戻そうとする。

しかし、除々に心理的に追い詰められていって、もうこれ以上は・・・というところで急展開。

シャーロット登場。元KGBのじーさんと舞、颯一と勢揃いで背景説明。

これで信頼できる仲間を得て反撃開始。

ところが、全幅の信頼をおいていた美奈が実は七賢人の一人という事実が発覚。

最初から全部仕組まれていて・・・

凄腕エージェントの主人公もこれには流石に凹みました。

私も凹みましたw

最後に兄と対峙。記憶が戻る。

 

Ep.BABYLONスタート。

記憶が戻ってからは、まさに一騎当千の活躍。

次々に巻き起こる事件。

入れ代わり立ち代わりやってくる敵。

その全てを主人公はじめ舞、シャーロット、颯太、京ら内調側の面々とその部下たちで立ち向かう。

戦闘シーンの豊富さはかなりのもの。

おかしな特殊能力はほとんどなく、その分現実っぽい(思いっきりフィクションですがw)表現になっているかと。

その中では、ユリアヌスがチートキャラですw

戦闘シーンに限らず、状況描写が詳細にされているのも好印象。

 

戦闘ばかりでは体が持たないので、一息つける日常シーンを挟み込む。

もっとも、この作品の場合日常シーンは大体事件に関しての事務的作業で占められていましたけど。

なんにせよ、緩急織り交ぜた展開で飽きずに楽しめました。

エンディングでは各キャラのその後がちらっと語られています。

が、主人公と雫はその後の足取りは全く不明ということでした。

そして、当然美奈は出てこない(涙)


やっぱり助からなかったのね・・・

 

 

 

この作品はスリリングなアクションシーン満載。

銃撃戦にナイフや徒手格闘、カーアクション。

こちらもハリウッド映画ばりの豪華さ。

銃火器やナイフ等の武器類、車やバイクやヘリコプター等の乗り物類、果ては細菌兵器や衛星からのマイクロ波攻撃まで実に多種多様。

エフェクトはそれなり。

 

銃撃戦のシーンが出てくると、登場銃器は何でしょねと気になってしまいます。

ここでちょいと確認。

 

冒頭で主人公が敵から奪って使っているのがコルト ガバメント。

サプレッサーが装備されています。

なお、CI-XXに所属する主人公の標準装備品はSIG P228の様子。

タイトル画面に出てるやつです。

ナウファルが使っているのはH&K SOCOM Mk.23(多分)

これもサプレッサー付き。

美奈が握っているのはH&K USP。

ツートンカラーがオシャレ。

スライドにちゃんと刻印が刻まれています。

舞が使っているのは、ベレッタM92F。

颯一が21グラムを狙撃したときに使ったのはL96。

パトリックが主人公と対峙した時に構えているのがワルサーPPK/S(多分)

ADAMメンバーが内調を襲撃したときに携えているのがP90。

こちらも刻印が描かれています。

あと、テキストだけですが21グラムを名乗っていたマイケル・サヴィーニがUZIを使っている場面が出てきました。

 

あくまでイベント絵からの推測で、ゲーム本編で固有名詞は出てこないのがちょっと残念。

 

 

 

その他。

イベントCGは差分と追加パッチを含め535枚。

ところが、CG閲覧画面では523/535までしかカウントされていない。

CGを適当にクリックして差分を見ていけばちゃんと全部埋まっていることが確認できます。
→ツッコミくらったので再確認。

よく見たら、ところどころ差分の歯抜けがある。

おそらくプレイ中に表示されたCGが回想に登録できていないと思われますが、よーわからんw

パッチ当てましょう。

 

それでも、ページが1から10まであって、9までしか見れない。

9まででCG全部見れるようですが、そうすると10ページ目の存在は・・・?

 

システムはそこそこの使い勝手。

ゲーム画面もシンプルでいいと思います。

パッケージに残酷描写ありの注意書き。

 

 

 

まとめ。

いくつか思うところはありますが、おおむね私が期待していた通りの内容で満足です。

十分楽しめました。

次回作も期待。

とりあえず、メインヒロインの個別ルートは作って欲しい。

シークレットゲームみたいにエピソード4つ構成な感じでいいと思うんだがなぁ。

あと、作品のボリュームは今回の1.5倍ぐらいで。

20時間ではちょっと短いよ。