終わり。

思っていたより真面目路線だったなという印象。

私がはっちゃけを期待しすぎただけかもしれませんがw

おまけシナリオみたいなノリ大好きなので、もっとやって欲しいところ。


では、続きから感想とか。

いつも通り私の主観で書いていますので、その点ご了承願います。

※ネタバレ注意



プレイ時間は18時間ぐらい。

お手がるサクサクコース。


かぐやルートはロックがかかっている。

かぐやルートの分岐点後、水雪→秋奈→椿姫の順で分岐。

この分岐の順番通りに攻略していくと徐々に仕込まれた伏線が明らかになっていって、お話がより楽しめるかと思う。

全部クリア後に、異世界空間つよくてコンティニューが追加される。


お話の舞台は、2061年の近未来世界。

もとは生体アンテナとして利用されていた人工鳩が、ある日突然電波を喰らうようになった。

その瞬間に飛行機は墜落。大惨事発生。

人類が電波を使えなくなって、テレビも飛行機もインターネットも社会から消え去ってしまった。

主人公は人工鳩に対するささやかな復讐として自作ラジオを使い放送開始。

そしたらどういうわけか未来の放送を受信して、そのニュースは自分が死ぬ事故を報じていた。

オオゾラ落下?なにそれ?冗談じゃない。

この未来を回避するべく、あれこれ行動していくという流れ。




これだけ見ると、かなりシリアス寄りのお話のように思えますが、各所に頭のネジが外れたギャグがこれでもかとぶち込まれているのでそうでもありませんw

口を開けばシモネタをまき散らす水雪。

その腰にどうみてもアレの形をした緑の物体がぶら下がっていたり。

しかも、この緑肉棒はしゃべる。チャバッ☆

目が茶魂くんになって、背景一面にグッズがちりばめられたイベントCGがイッっちゃってる。

挙句の果てには、公式グッズ化までやってしまう。

さらにもう一匹、おなりくんとかいう生物(きぐるみ)も登場。

この謎の威圧感がある生物、名前はひどいが中身は美少女でえっちシーンもあるというやりたい放題。

他には、さりげなく不良在庫ラジオの品番がDT-0721になっていたりする。


暴走は作中だけにはとどまらない。

キャラ紹介の文章や特典色紙のタイトルからも、そのぶっ飛びっぷりはひしひしと伝わってくる。

さらには、作中のいい感じな場面のCGを使用したクソコラ広告で延期ネタをぶち込む。

こいつはヤベェw


もしシモネタ連打が無かったらひたすらヘヴィな雰囲気になっていたことでしょう。

前半はギャグ多め、後半締めるところでは締める。

ある意味いい感じに混ざり合った絶妙なバランスと言えるかもしれません。

私は、もっとギャグに振っているのかと思っていましたが、意外と真面目展開が多かったなという印象を受けました。



シモネタ拡散装置筆頭は水雪。

スレンダーボディでツインテの義妹という、約束された勝利のポジションなヒロインにLaplacianが与えた役割はシモネタ担当。

こういうヒロインって大体人気出るよね。

水雪は、普段はシモネタ全開童貞イジリ連発ですが、その裏にはしっかりとお兄ちゃんに対する想いがあるのですよ。

自分が死ぬ未来のニュースのことを隠していたのを怒ったり、1タミへ行こうとする主人公を引きとめたり。

たまにしおらしい反応をするのが反則的にかわいい。

上目遣いがあわさると犯罪的に可愛い。

普段とのギャップがたまらない。

えっちシーンも、みずみずしいふにふに感のある絵が大変スバラシイ。

しまぱんがドーンの絵も好き。




秋奈は女神。

明るくて分け隔てなく接する美少女は女神以外の何物でもない。

その威力はバイト先の売り上げを激増させたことが証明している。

クソコラのイメージは一旦忘れるべしw

いいから忘れろ!


小倉結衣ボイスがドンピシャで神キャスティング拍手喝采。

ラジオ放送をしているシーンの違和感が無さすぎて、本当に小倉結衣がやってるラジオを聴いているみたいな錯覚に陥る。


実は15年前の例の事故の唯一の生き残り。

生き残りは主人公ではなく秋奈。

じゃあ、主人公どうなってんねん?という当然の疑問は以降のお話で語られる。




椿姫はおとなのおねえさん。

感情の起伏に乏しくて、パッと見とっつきにくそうだけど、中身は意外と普通の人でした。

SF要素の説明など、物語の案内役的な立ち位置でもあります。

気が付いたら自然と信頼感が出来上がっている感じがありました。

普段あまり感情が表に出ないからこそ、ここぞの場面でのインパクトは十分。

あの泣きじゃくっているイベントCGが印象的です。

やっぱり大人の女の涙は決戦兵器だな。

それはそれとして、伊耶那博士とどういうことを致していたのかが気になります。

意味深な感じでぼかして語られてましたが、真相はいかに?


科学者として各種技術や情報について教えてくれる。

主人公は15年前の事故で死んでおり、伊耶那が処置して生き返らせた。
人工鳩で生きながらえているのはかぐやと主人公。
人工鳩ネットワークに脳の役割を一部代行させている→他の通信が混じると機能しないからシャットアウト=電波喰い状態。
オオゾラ落下で多数の人口鳩が消し飛んだから、主人公は味覚障害になり言葉がしゃべれなくなった。
ラジオ放送が止まり人口鳩の数が増えてきたら、主人公の体調も元に戻った。
その事実を音声データに圧縮して未来ラジオで流す。

あの信号音みたいなのが1分流れているだけの放送は、この世界線から発信された真実の情報。

ラジオから聞こえてくる未来の放送は、各ヒロインのルートに分岐したありえたかもしれない未来のものも混じっています。

ゲームを進めて行くと、あの時の放送はここから来ていたのか〜 みたいな発見があったりして、徐々につながっていく楽しみが味わえます。

こういう仕掛け、私は大好物です。



椿姫ルートから発信された未来ラジオが、ちゃんとした情報としてキャッチされるのがかぐやルート。

主人公が嬉々としてラジオ放送に取り組んでいたのが、そっくりそのまま自身の首も絞めることになっていたというのがなんとも皮肉。

ずっと自己犠牲な思考回路だったかぐやが、外の世界の楽しいことを知って、「生きたい」に変わる瞬間が見どころ。

かぐやの本当の心の底が出てくる場面かと思います。



可能性の未来から得た情報で対策を打つというウルトラCにより、無事オオゾラ衝突は回避される。

代償として、主人公の脳をかぐやが生きるために使う。

早い話が、人間のニコイチ。

主人公の意識だけはかぐやの中に存在している。

こいつ・・・脳内に直接・・・

ひとつの体に2人の意識がある状態でのえっちシーンは、さぞオタノシミだったことでしょう。

感覚の共有の究極系ですね。




このままで終わらないのがポイント。

人工鳩の通信網が復旧し、おなりくんとえっちしている間に科学技術は再び進歩していく。

かぐやと主人公は分離しても生活できるようになり、元通り。

めでたしめでたし。

ここまで描いてくれたのはホント嬉しい。

やっぱり物語はハッピーエンドで終わらないとね。