終わり。

お話は期待通りの内容で十分堪能できた。

ちりばめられた伏線を投げっぱなしなところがいくつかあったように思うので、これが今後回収されるといいなぁ〜と思ったり。

具体的には、続編作ってくださいお願いしますn(ry

涼子ルートも作ってくださいお願いします!


続きから感想とか。

いつも通り私の主観で書いているので、その点ご了承願います。

※ネタバレ注意



プレイ時間は33時間ほど。

ほどよいボリューム。


近未来な街並みと現代的科学技術、ファンタジー生物、魔力のトリプルコンボな世界観が舞台のお話。

戦時中に使用した兵器の影響で太陽の光が届かなくなっており、薄暗い風景にやたらとギラついて見える光が暗黒街っぽい雰囲気を醸し出す。

太陽に嫌われた国、国名を変えた、ってあるので、多分日本とそう変わらない国が設定としてあるのでしょう。

現在は7つの主な種族が暮らす国。

高齢化社会、移民問題、犯罪増加。

フィクションの世界でも社会問題は変わらないようだw

他にも国はいくつかあるが、交流はぼちぼち。

ヘリは飛べるけど、国際便のような航空機は飛べないという環境。


主人公たちは警察組織の所属。

一癖も二癖もある面子の吹き溜まりみたいな部署で、ぼやいたりサボったりしつつ、難事件を解決したり強敵を倒したりしていく。

美少女ゲームにしては、男キャラの数が多いと言うのも特徴かもしれません。

クセの強い主人公へ遠慮なしにぶつけられるのはやっぱり男キャラということなんでしょうか。

衣笠彰梧作品は、主人公が使える物は何でも使い、あの手この手でなりふり構わず問題を解決していく展開が私の好きなところです。

問題が解決する瞬間のスカッとする感覚が特に気に入っています。

その要素は、今作でもたっぷり組み込まれていました。

爆発死体事件→辻斬り事件→メルたちが亡命→ナナシ→竹芝ビル→シュバルト→教団と警察の闇へと続く。

最初から最後まで事件の連続で飽きない。

夢中で読み進めていました。


ナナシ事件はやけにスケールが小さい窃盗かと思いきや、犯人は未来予知系能力の使い手。

セーブロードを現実世界で行えてしまう。

この能力にはさすがに「マジ?そんなのアリ!?」って思った。

セーブロード能力とか、こいつが主人公じゃね?w

仮に捕まえても無かったことにされてセーブポイントに戻られるため、逮捕は不可能。

この能力を活かして主人公に協力してくれる。

情報収集から実践的トライ&エラーまで大活躍。


竹芝ビルでは、殺害予告が送り付けられ、警察の職務として向かう。

そこでどうにもギスギスした雰囲気の重役たち。

みんな動機はありそうな気配。

このやりとり、コナンの導入部分かなw

犯人が身内の秘書であるあたりも推理物っぽい。


対シュバルト戦ではガチバトル。

宗助の実力がよくわかる貴重な戦闘シーン。

冬美の柔らかい表情が見られるのも貴重なポイント。

この人こんな顔もできたんですね。

それにしても、主人公、宗助、冬美の組み合わせはなんだか奇妙な感じだ。



普段はボンクラに見える主人公ですが、刑事としてはズバ抜けて有能で、氷の魔術も使える。

一見無能に見えて、実はスーパーハイスペックな実力を持っている主人公というのは、衣笠彰梧作品によくみられる主人公像。

そこへヒロインズやサブキャラたちが次々関わってくる。

プレイしていて実に楽しい。

一方で、いかにも意味深な発言や伏線と思われる事件が起こったが、エンディングまでその謎が明らかになっていないという要素もちょくちょくありました。

途中のお話は面白いけど、最後の終わらせ方だけはなんだかモヤモヤするなぁという印象。

意図があってそのようなエンディングにしているのか、それとも続編が予定されているのか。

どうなんでしょうかね〜



同じ選択肢を選び続けると違う反応が返ってくるお遊び選択肢がいくつか組み込まれているのも楽しいポイント。

これも衣笠作品名物と言っていいかもしれない。

主人公が地の文でプレイヤーに話しかけてくるという掟破りのウルトラCも仕掛けてくるw

個人的には、こういう要素は面白いと思うし大歓迎なので、今後も是非やってほしい。



以下、各ヒロインを詳しく。


・シフォン

セグイットの女の子。かわいい。

特に笑顔が超かわいい。

スレンダーボディにツインテ+ニーソ。

CV:くすはらゆい

エクセレント!

小柄な体に大剣という組み合わせ、いいと思います。

戦闘では実に心強い。

特に大上段に振りかぶってぶった切るイベントCGが大迫力。

主人公が危険な行動に出る時でも、シフォンが一緒なら安心感が違います。


部屋は主人公の隣。

どうみても詐欺な母子に全財産を渡してしまい、家賃が払えなくなって主人公のところへ居候。

どんな理由やねんw

セグイット特有の極悪寝相に悩まされる。

寝ながらローリングアタック→DO☆GE☆ZAを繰り返す。

少しずつ壁の被害が拡大していっているのが笑えるw

これはもはや睡眠妨害の拷問では?


睡眠薬は効かず、ヘトヘトで熟睡しても寝相は変わらず、興奮剤投与を試す。

これで発情してえっちシーン突入。

見事に寝相は改善されましたとさ。

あらあらw

発情してるシフォンの表情が大変えっちでイイ。

寝相が改善されることが判明したので、添い寝をおねだりしてくるシフォン。

この場面のボイスがスーパーかわいい。

秒でお気に入りボイス登録しましたw


終盤はデルーガ出現が頻発。

特に描写はありませんでしたが、10体同時出現はイェガー将軍の作戦行動なのでしょう。

この辺りは意外なほどあっさり展開だったという印象。

シフォンは対デルーガ戦闘の中核を担うようになりましたが、イェガー将軍側との直接対決みたいな描写は出てきませんでした。

このあとどうなったのか気になる謎のひとつです。





・メル

ゲノム国のお姫さま。

クーデター発生で国を追われ、暗殺者に命を狙われている。

かくまう居場所確保のために食堂で働いたら、あれよあれよと警察庁内のアイドルになってしまう。

主人公が親密になっていくと、周囲から恨みがましい視線が突き刺さるw

そりゃそうなりますよね。



メルは、もし死ぬかもしれないなら後悔したくないと、主人公と恋人同士になることを求める。

誰も見ていないとおもってクサい台詞を言ったら、小町に拾われて警察内ほぼ全員に拡散する。

これは恥ずかしいw

生田まで台詞を引用してくるのは笑ってしまうw

ハールソンが病気で入院し、護衛の代役として主人公がメルとふたりっきりでひとつ屋根の下生活

最後、国へ帰って玉座に返り咲くところまで行くのかなと思っていましたが、そこまで行かずにお話は終了。

ちょっと中途半端な感じがするのは否めないか。

その後どうなったか気になるじゃんよ〜


メルルートは即死エンドあり。

選択肢を触らなければ自動的に正解の方へ行けるという親切設計ですが、バッドエンドもイベントCGが用意されています。

メルの台詞には、いつ死ぬか分からないからと生き急いでいるように見えたり、いわゆる死亡フラグ的な台詞が出てきたりと、死ぬんじゃね?と思わせるような描写がいくつかありました。

それが現実になってしまったという結果でしょうか。

ハッピーエンドがちゃんと用意されているという前提ですが、寄り道でエグいバッドエンドがあるのはそれはそれで面白いと思いますよ。




・小町

交通課の刑事で警視監の娘。

合コンやりまくりの遊び人かと思いきや、実は身持ちは堅い。

純情ギャルってラブコメ的にごちそうですよね。

小町は警察内でも人気があるようで。

それはまさかの宗助も例外ではない。

小町に好意を持ってるんじゃね?って突っ込まれた宗助が、壊れた機械みたいな反応をするのが笑えるw



小町は家庭的な一面もある。

泥酔状態になった小町をタクシーに放り込んだお礼に、限定ケーキ・・・のかわりに、部屋掃除。

なんてできたコなんだ。

さらには、主人公が小町(とメリッサ)の入浴中に風呂場へ突入や、遅刻遅刻遅刻ー!→どーん のラブコメ伝統芸能まで披露。

避ける選択肢が”避ける”というのは見たことが無いw

今の選択肢押せないだの、ロードしてどうこうだの、主人公に言わせる特有のスタイル。

こういうお遊び要素、大好きです。



違反を承知で捜査したら大失態をやらかして二人そろって謹慎処分になる。

この謹慎期間にデートや同棲みたいなことをして急接近。

同じころ、夜中に呼び鈴が鳴りまくったり、家具が飛び回ったりする。

軽くホラー。

直近で親友が性犯罪被害に遭っている小町にとって、これはさぞ恐怖を感じることだろうな。

透明ピンポングループはお父様が送り込んだ小町のガードだったというオチ。

そんなん分からんってw

これで主人公と小町がくっついてめでたしめでたし・・・とはならない。


警察と教団は裏でつながっていて、警視監が取引してお互い都合のいい情報をやりとりしていた。

シュバルトが不死身に見えるのは、本体を完璧にコピーした分身だから。

本体は別の場所にある。

あれだけ主人公や小町が熱心に追っていたから、これも撃滅しにいくのかな〜と思ったけど、そんな展開にはならなかった。

必要悪としてある程度は許容していく方針で行くんでしょう。

相手がちょっと強大すぎるか。





・クラリス

主人公の相棒。

風の魔術が使えるエルフの新米警官。

正義感と定時上がりが信条。

規則なんぞくそくらえな主人公と、規律をキッチリ守ろうとするクラリスの凸凹コンビは見ていて面白い。

最初は主人公のやりたい放題な言動に振り回され気味ですが、徐々に順応していき、主人公の振る舞いにもキツイ返しができるようになっていく。

クラリスも十三課に染まってしまったんやなぁ・・・

対リンダを見据えて、薬を飲もうとしない主人公。

それを見かねたクラリスは口移しで薬を飲ませる。

味をしめたか、その後も”強引に”飲ませることを要求する主人公。

ラブコメ的にも大変ごちそうでした。

他には、私服たくし上げの図がとってもえっちで素晴らしかった。



凸凹コンビと言う意味では、主人公とメリッサの組み合わせも注目。

メリッサと会話することで主人公は自分の考えをまとめているようなところもあるように思います。

コートの内ポケットから顔をひょっこり出して会話している図を想像すると、やけにメルヘンで微笑ましい感じがする。


クラリスのルートは多分一番最後になると思われますが、デルーガ多発やゲノム暗殺者撃破やシュバルトと警視監の裏取引など諸々の出来事は全て同様に起こっている上で進んでいきます。

まずは仮面の男を撃破。

メリッサが高熱→薬を1つ手配→現状維持程度で回復しない→金策→製薬会社が襲撃を受けて炎上→薬を求めてエルフの国へ→ルイーズと対峙。


ついに明かされる過去エピソード。

クラリスの記憶と教団事件に執着する主人公の理由。

主人公たちが警察に配属された時のエピソードが興味深い。

ようこそ実力主義の警察へ。

生田もストライコスも宗助も、もうこのころの言動から今の面影がガッツリ伝わってくる。

そして、この時の恩師が実は教団とつながっていた裏切り者だったという展開。

その裏切り者を射殺したのは主人公。

その真実を知るのは主人公(とクラリス)のみ。

現在まで続く主人公の言動の根源はここにあるんでしょう。


リンダを確保するために捜査継続中・・・というところで終了。

これも結局解決はせず、か。






全ルートクリア後にエピローグが解放。

野郎ども4人組で久しぶりに集まる。

なんだかプチ同窓会みたいなノリ。

出会った時から考えると、ずいぶん立派になったもんです。