2008年10月

2008年10月31日

1865c8b6.jpgさて昨日、母の旅行のお土産について書きましたが、今回もそのお土産
についてです。

と云うのも奄美大島に出かけた母ですから、当然、奄美といえば
黒糖酒だと思います。

この島には基本的にサトウキビの栽培が盛んで、島の経済を支えています。
と云うのも、島においてサトウキビの栽培は古く400年前に大和村の
直川智翁と云う人物が中国から持ち帰ったと言われています。

また同時に黒糖製造技術も伝来し、それ以来、島の経済の源になった
のです。
時代は下って、昭和28年には奄美の日本復帰と相まって国税局の
特別処置により、全国で唯一製造が認められたのが黒糖焼酎だったのです。

まさに奄美でなければ造れない酒だったのです。
今では、全国当たり前のように飲まれている黒糖焼酎ですが、
時代時代での歴史の体積の中で黒糖焼酎あると思うと味もひとしお
深みがあるように思います。

今回、ご紹介するのは奄美大島酒造株式会社の製造しています「高倉」
と云う黒糖焼酎です。

度数は30度、3年以上熟成された原酒を樫樽で更に熟成させ、
琥珀色のトロリとした焼酎に仕上がっています。

黒糖のまろやかな濃くと果実のような甘い香りを感じることの出来る
逸品です。
まさに、カリブ海のラムと匹敵する焼酎だと思います。

昨夜はロックで頂きましたが、氷で締まったボディーから甘く
切ない香りが漂っていました。
たぶん、30度と云う度数が演出するしっかりしたボディー
だから出来るのだと思います。

一度、お試しあれ・・・。

オッカサン、ご馳走様でした。



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2008年10月30日

58f488a0.jpg先日、母が高校同窓会の懇親旅行で奄美大島にでかけた。

秋の気配の漂いだした昨今にあって奄美旅行とは何ゆえかと思ってしまった。
しかし、母が2日後に帰宅し、「はいお土産・・・」とくれたのは、なんと
「前立腺の友」と云う発泡酒だったのだ・・・。

なに奄美に発泡酒・・しかも前立腺の友と云うネーミングの酒とは
恐れ入った。

しかしよく調べてみると、鹿児島溝辺にある麹菌の会社が製造しているという・・。
奄美まで出かけていって、ご当地土産として買ってきた母には実に言いにくい
話なのだ・・・。

この会社は、錦灘酒造といって全国の酒蔵元に麹菌を卸している会社なのだが、
酵素食品の開発を自社で行い、健康維持に不可欠な酵素を日常的に取ることで、
健康が保てるという・・・。

そんな中で20年の歳月を要して「前立腺の友」は出来たらしい。

いやはや、素晴らしく印象に残るネーミングだと思った。
しかし、それを奄美の土産として買って来てくれた母の愛情に何もいえない
のも事実・・・。

とにかく、健康維持のため、前立腺の友で健康に乾杯したいと思う。



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2008年10月27日

ad976224.jpg最近、秋の乾いた空気が何となく肌に気持ちいい・・。

そんな時分になると新蕎麦の季節だ。
今まで夏の余韻の残る下通で食べる蕎麦はざる蕎麦が多かったが、
そろそろ汁モノの蕎麦が恋しくなる。

新蕎麦のよさは風味にあると思う。
その昔、新蕎麦が出回り始めると、江戸っ子は我先に蕎麦を
楽しんだという・・・。

実は江戸時代に家以外で酒を飲むというと蕎麦屋と決まっていて、
蕎麦の料理を肴に一杯やっていた。

だからと云うわけではないが、蕎麦屋に置いてある酒は高級酒が
多かった。
蕎麦練りで一杯なんておつとしか言えない・・・。

そこで阿蘇まで出かけてみた。
南小国のそば街道には、色々な店があるが、低価格で満足できる
店として「花郷庵」がある。

それで秋風と共に新蕎麦の風味を楽しみに出かけてみた。
舞茸の汁蕎麦は、絶妙である。
新蕎麦の風味と合わせて舞茸の茸らしい森の香りが交じり合い、
季節と共に舌の中で風味が合わさり思わず嬉しくなってしまった。

地味の薄い土地にしか採れない蕎麦の実も、こうなると至福の味だと
思う。

これから季節は秋深しになっていく。

一度、新蕎麦を味わいながら、季節を楽しんでみてはどうだろう。





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2008年10月21日

7bac7c1f.jpg10月18日は、快晴に恵まれイベントにしては暑すぎる感じでした。

そんな快晴の中、今年もやってきましたアートプレックス・エキストラヴァガンザ
です。今年は上通ビブレス広場に始まって新市街のスポット七箇所での
開催でした。

今年から新規のスポットとして城見町・南酒店前でライブが行われたのです。
午後1時半に下通繁栄会事務所で全体ブリーフィングがあり、プレーヤー
の皆さんの顔合わせとスタッフ紹介があり。その後、各スポットに分かれて
スタート前の準備となりました。

城見町では熊本市中央繁栄会の青年部の皆さんに手伝ってもらって、
セッティングをし、午後3時過ぎから各バンドのリハーサルとなりました。

各バンドともかなりの個性があり、リハーサルを聞いているだけで、
楽しくなりました。

さあ、午後5時です。
第一発目は、コロンビア浦野のさんのライブでキックオフです。
子供の頃にフランク永井さんに影響を受けたという浦野さん、
素晴らしいエスプリとお笑いで場が盛り上がりました。

また第二段は、木製の椅子さんで、透明感のある女性ボーカルの
方の歌声が夕暮れに沈む城見町のビルに木霊しゆっくりした時間が
流れました。

続くは、ちょい濡れボーイズ・・・。
このバンドが素晴らしく、ジャズとディキシーをミックスしたような
スィングバンドでした。

特にシャインと云う曲が乗り乗りでした。

で最後が、モアリズムと云うバンドでブラックミュージック
を基本としているものでしたが、スィング感もあり、乗りの
いい雰囲気でした。

いずれにしても城見町でのライブは場末感もあり、何か下町ライブ
といった感じで肌にしっくり来た感じでした。

南酒店で立ち飲みしていたお客様もグラス片手にライブを
鑑賞する姿がありました。

皆、楽しそうでした。

バンドの遠い向こうには電車が走っていたり、飲み会に出かける
人たちが交錯して、土曜の夕暮れを彩っていました。



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2008年10月17日

48635de5.jpg10月11日、12日の両日に熊本のど真ん中にあります、銀座通りで
城下町くまもと 銀杏祭が開催されました。

今年のテーマは「食」と云うことで、模擬店など多々の
出店となりました。

特に赤牛を使ったアンジェラスのハンバーガーの評判が高く、
長蛇の列となりました。

会場内にはもくもくと肉を焼く煙が立ち上がり、鼻腔が刺激されます。
また、熊本県産の牛肉の振興目的で、大きな肉が三枚串に刺さった
焼肉が300円と云う安さでした。

その他にも熊本名物のだご汁や竜北から道の駅の出店による、
名産の販売など、色々な趣向が散りばめられていました。

また反対側では、モバイルカフェなど、賑わいは永遠と続きました。
今年のトピックスは、まさに熊本県のお酒コーナーです。
球磨焼酎組合の青年部の皆さんによる、全蔵元の一杯200円の
美味いこと・・・。

私も当然、その場にいるお役目だったのですが、実に楽しいところでした。

また、11日の午後3時からは、18日に開催のアートプレックス・エキストラ
ヴァガンザの前哨戦として、数バンド出演しパフォーマンスが繰り広げ
られました。

その中でも、この半年一緒にラジオ番組をしているCobyとゆかいな
仲間たちによる、レゲーともアフリカンとも言えないライブが
とても心に響きました。

宮崎から参加して頂いたHouさんの歌は圧巻でした。

写真は、まさにそのライブの風景ですが、観客も満たされたお腹と
美味しいお酒とで、ゆったりとしたライブに聞き入っていました。

実に流れている時間がメローだったと思います。

また来年の銀杏祭、このように楽しめたらと思いました。



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2008年10月15日

0999da13.jpgどうも今朝から腰の具合が悪い・・・。

先月の月末、フードパル熊本で琉球の風が開催されたが
そのとき芝生に座り込み泡盛片手にライブ鑑賞していたのだが、
長時間にわたる座り込み鑑賞が腰に来たらしい。

そんな腰を抱えて朝出勤時に戸口を出ると、芳しい香りが
鼻腔をかすめた・・・。

毎年のことではあるが、秋の花としての代表格であるキンモクセイである。
先日は彼岸花・・そして今度はキンモクセイと秋の深まりを感じてしまう。

元々、中国南部の原産の花である。
日本ではキンモクセイと云うが中国では「桂花」と云う・・・。
熊本では桂花と云うとラーメンを連想するところだが、中国の
酒として「桂花陳酒」がある。

この芳しい花を漬け込んだお酒である。
甘みと共に香りが豊かで女性の皆様には大うけの酒である。
ロックにして頂くと、芳しいムスク系の香りが漂い、口の中で
満開になる。

しかし庭先の桂花の命は短い。
この一瞬の出会いと別れを感じ、人生の儚さと重なってしまう。

少し腰を伸ばして、小さなオレンジの花々に近づき香りを堪能した。
また、来年出会おうと別れの挨拶を小さな花に誓った。

そのとき朝の日差しがキラリと目にまぶしく感じた。






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2008年10月14日

1e9fc101.jpgなんとも10月の中旬はイベント目白押しです。

その第一弾として10月8日、9日の両日、城下町くまもと はしご酒大会が
開催されました。

新市街の不動産バブル崩壊の影響か更地になった部分があり、
そこを受付と併せて「はしご酒屋台」と称してモバイル系のお店と
出店の合計7軒に出店してもらい賑わいました。

はしご酒大会とは、指定された日に午後七時に受付し、指定された
三軒のお店のスタンプを集め、そして各店で一杯づつ飲みながら
回る仕組みです。

新規のお店との出会いもあり、中々毎年好評です。

参加のお店は、新しいお客様の獲得にもなり、チラシや割引券など
渡してセールスします。

お客様も中々一見の店には入りにくいものです。
この機会に新しいお店を開拓しようといった気分もあります。

そして無事に三軒のスタンプを集めて、回収ボックスに投函すると
後日、抽選で10万円の商品券を頂けるという寸法です。

初日の新市街には午後七時前からお客様が集まり、騒然とした
雰囲気でした。

また待っている時間にビールの販売も伸びました。

新しい出会いとしての、はしご酒大会参加者も2000名を越える
成果となり、よかったと思います。

来年はどんな出会いがあるのでしょうか?

皆様、お疲れ様でした。




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2008年10月04日

5d13e2f1.jpg先の木曜日にKKRホテル熊本で熊本城稲荷神社の
福男の会の総会が開催された。

少し時間が早かったが、ゆるりとホテルに来ると
誰もまだ来ておらず、ロータスガーデンの隣にある
ティールームで時間を過ごす事にした。

このティールームは「チバジョウ」と云うが熊本城の
石垣が望む事ができ、ゆっくりとした時間が流れていた。

さて、そこでメニューを眺めていると、女性の担当者が
やってきて、このサイホン式のコーヒーもやっていますという・・。

なるほど、普通のアイスコーヒーとは違っていて、
ボルドー型のワイングラスにアイスが入っており、
その隣にサイホン式のコーヒーがある。

少し値段は高かったが興味が湧きあがり、つい注文して
しまった。しかし、なんともびっくりしたのが、サイホンの
上部を下に押し込みコーヒーの液体を抽出するのだが、
その目安となる砂時計が付いて来た。

ゆっくりと時間をかけてコーヒーを待つのだが、この間が
なんともよかった。

刻々と砂時計の砂が下部に落ちていき、やんわりと抽出された
コーヒーをワイングラスに注ぎ、そして香りをかいでみた。
すると何とも言えぬ、かぐわしい香りが鼻腔に残った。

そして口に含む・・・。
美味い・・その一言である。

夕暮れのお城を背景にシアトル式コーヒーを飲む贅沢・・・。
これは、一見に値する。

是非、お奨めしたい時間と味であった。



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2008年10月03日

186924bb.jpg我が家の畑に彼岸花が咲き出した・・・。
この花が咲くと秋が始まったと思う。

この彼岸花は、曼珠沙華とも言う・・・。
梵語で天上の花と云う意味らしいが、白くやわらかな花と云う
意味だとも言う。

しかし、実際に咲き誇る濃い橙色の花には何か妖艶な美しさを
感じてしまう。

あるとき、この花には毒があると聞いたことがある。
それ故に、田圃の畦には彼岸花を植え、穴を掘るなど小動物の
害から田圃を守ったとも言われている。

また万葉集では「いちしの花」と言われているようだ。
「路のべの壱師の花の灼然く人皆知りぬ我が恋妻は」
なんとも、色気のある短歌だと感じる。

韓国でも相思花と言われていて、花と葉が同時に出ることから、
花を葉が助け、葉を花が助けるという相互協力するところから
この名前がついたようだ。

いずれにしても、秋にはこの花が季節に彩りを加えている。
まして、秋の彼岸の頃に咲く花であることから、しっとりとした
季節感を感じてしまう。

美しいものほど毒があるとは言うものの、やはり秋を愛でる
には最高の花かと思う。

さあ10月が始まった。
秋の始まりだ。これから深まり行く秋を城見町の試飲所で
楽しんで生きたいと思っている。

秋刀魚を立ち飲みの仲間たちと楽しむのも、そう遠い話ではない・・・。




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